2019.08.27
プレスリリース
ALBERTとABEJA業務提携のお知らせ
〜AI・分析プロジェクトとMLaaSの機能拡充で協業、AIの社会実装を推進〜
2019年8月27日、株式会社ABEJA(アベジャ、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:岡田陽介、以下ABEJA)は、株式会社ALBERT(アルベルト、本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:松本壮志、以下ALBERT)と、AI・分析プロジェクトの協業とMLaaS(Machine Learning as a Service ※1)の機能拡充に向けた共同開発のため、業務提携契約を締結しました。
▲写真左から、株式会社ABEJA/MLaaS Product Manager Huang Yumin Oliver氏、取締役CPO 菊池 佑太氏、代表取締役社長CEO, 岡田 陽介氏、株式会社ALBERT/代表取締役社長兼CEO松本壮志、データソリューション本部副本部長 青木 健児、データソリューション本部プロジェクト推進部第1セクションマネージャー 中村 一翔
■ ビジネス・アナリティクス市場の急成長と主要産業におけるAI導入需要の増加
ABEJA及びALBERTを取り巻く市場環境においては、AI/人工知能を活用した「ビッグデータソリューション」の需要が拡大しています。ビジネス・アナリティクス市場規模は年平均13.8%で成長し(※2)、主に金融業、情報通信業、製造業等におけるAI導入検討数の増加が見込まれています(※3)。一方で、需要に対応するAI人材の不足数は、2018年現在で3.4万人であり、2020年には4.5万人、2030年には14.5万人にまで拡大する見込みです(※4)。
■ 「CATALYST(触媒)戦略」を掲げるALBERTとAIの開発運用プラットフォームを提供するABEJAで、国内におけるAIの社会実装を加速
このような環境の中、ALBERTは150名を超えるデータサイエンティストを有し、AIのシステム実装を視野に入れた産業・企業の開発パートナーとして、「ビッグデータ分析」「AIアルゴリズム開発」「システム実装」等のソリューションを提供しています。また、産業間のAI・データシェアリングを促進すべく、ALBERTが触媒となる「CATALYST(触媒)戦略」を展開し、重点産業と位置付ける自動車、製造、通信・流通、金融業界において、社会実装の推進に着手しております。
ABEJAは、AIの開発・運用に必要不可欠な、様々な大量データの取得、蓄積、学習、デプロイ、推論・再学習のプロセスを省力化するプラットフォーム「ABEJA Platform」(※5)をコアサービスとして提供することで、AIの民主化を推進してきました。あらゆる業界において一貫したAIの導入・活用支援を行い、これまで150社以上の本番運用実績があります。
この度、両社で協議・検討を重ね、日本国内におけるAIの社会実装を促進させるべく、業務提携を行うことに合意しました。様々なAI・データ分析プロジェクトの経験が豊富なデータサイエンティスト集団であるALBERTと、AI開発・運用を省力化するプロダクトを提供しAIの民主化を推進するABEJAが両社の強みを組み合わせ、AI・ビッグデータ活用に伴う専門人材の不足や導入のコスト・環境整備、運用など企業が抱える課題に対して効果的なソリューションを提供します。
両社で取り組むのは、以下の2つの領域です。
① ABEJA Platformを活用したAI・分析プロジェクトの協業
ABEJAは、ABEJA PlatformをALBERTに提供します。ALBERTは、ABEJAの顧客の一部に対して、顧客ごとに最適なAI・分析プロジェクトの推進を支援します。また、ALBERTの顧客と取り組むAI・分析プロジェクトにおいては、顧客ニーズに合わせてABEJA Platform上での開発・運用を行うことも可能となります。
この取組みにより、短期間で顧客にAIモデルの提供ができるほか、AIの本番運用で必要不可欠な継続的なモデル改善のプロセスを最適化することが可能になります。
② MLaaSの機能拡充に向けた共同開発
ABEJA Platformの一部としてAIモデルや開発ツールを提供するMLaaSの機能拡充に向けて、両社で共同開発をはじめます。共同開発の第一弾として、ALBERTが提供するAI・画像認識サービス「タクミノメ」(※6)で利用できるAIモデルを、AI開発の初期仮説検証が簡単にできる「ABEJA Platform Accelerator(α版)」に搭載します。
本取組みにより、「タクミノメ」のAIモデルの提供範囲拡大による収益機会の増加が期待でき、さらにABEJA Platform Acceleratorでは、新規事業開発推進者が仮説検証できるAIモデルの幅が広がります。
これからもABEJAとALBERTは、両者の知見を合わせることで、国内のあらゆる業界・企業におけるAIの社会実装を推進してまいります。
※1 MLaaS (Machine Learning as a Service)
ABEJA Platform上で提供する、素早く、簡単にAIモデルを検証したり、自社サービスに組み込むことのできるツール群を総称してMLaaSと呼びます。MLaaSの1つとして、ノンプログラミングでAI開発の初期仮説を簡単に検証できる「ABEJA Platform Accelerator(α版)」を提供してきました。
ABEJA Platform Acceleratorサービスサイト:https://abejainc.com/platform/ja/accelerator/
※2 出所:株式会社ミック経済研究所
※3 出所:株式会社MM総研
※4 出所:経済産業省及びみずほ情報総研株式会社
※5 ABEJA Platformとは
データの取得、蓄積、アノテーション(教師データ作成)、学習、デプロイ、推論、再学習といった事業のAI化に欠かせない工程を一貫して進めることができる自社開発のプラットフォーム。2012年から培ってきたAI実装の実績・ノウハウを活かし、AIを最速・最短でビジネスに実装できる環境をプロダクトとして、提供しています。
ABEJA Platformサービスサイト: https://abejainc.com/platform/ja/
※6 タクミノメとは
画像認識技術を活用したAI構築支援サービスで、主要な4つのタスク「画像分類」「物体検出」「領域検出」「マルチラベル分類」を提供しています。従来ブラックボックスと言われていたディープラーニングの検知基準を注視領域の可視化等も可能で、一部フェーズに特化したサービス提供やデータサイエンティストによるプロジェクトの支援、ツール提供等を行っています。
タクミノメ サービスサイト: https://www.albert2005.co.jp/takuminome/
■株式会社ALBERT
日本屈指のデータサイエンスカンパニー※として、ビッグデータアナリティクス領域において最適なソリューションを提供しています。コアとなるアナリティクステクノロジーを用いた「ビッグデータ分析及びコンサルティング」「AIアルゴリズム開発とシステム導入」「AIを用いた独自プロダクトの提供」等のデータソリューション事業を通じて、より良い社会の実現を目指しております。また、国内においてデータサイエンティストが圧倒的に不足している現状を改善すべく、これまでに培ったノウハウを元に「データサイエンティストの育成支援」を行なうことで、データ活用のプロフェッショナル人材育成に貢献します。
※データから価値を創出し、ビジネス課題の解決を実現するプロフェッショナル集団
会 社 名 :株式会社ALBERT
代 表 者 :代表取締役社長兼CEO 松本壮志
所 在 地 :東京都新宿区北新宿2丁目21-1
設 立 日 :2005年7月1日 証券コード :3906(東京証券取引所マザーズ)
事業内容:データソリューション事業 AI活用コンサルティング/ビッグデータ分析/AIアルゴリズム構築とシステム開発・運用/AIを用いた独自プロダクトの提供/データサイエンティストの育成支援
U R L :https://www.albert2005.co.jp/
■株式会社ABEJA
「ゆたかな世界を、実装する」を企業理念に、AIを始めとする最先端のテクノロジーを活用し、産業構造の変革を追求している企業です。2012年の創業時より、自社開発のディープラーニング技術をコアに、AIの社会実装事業を展開。小売流通、製造、物流、インフラを始め、あらゆる業界において、一気通貫したAIの導入、活用を支援しております。2017年3月にシンガポール法人を設立、ASEANを中心としたグローバル展開も進めております。
会 社 名 :株式会社ABEJA
代 表 者 :代表取締役社長CEO 岡田陽介
所 在 地 :東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー10F
事業内容 :ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業
U R L :https://abejainc.com
《 本件に関するお問合せ 》
株式会社ABEJA 広報:一ノ宮
Email: pr@abejainc.com