デジタル版EMS ABEJA Platform
ABEJAは、創業以降、10年以上、継続してABEJA Platformの研究開発を行い顧客企業のAIシステムの開発および運用を行ってまいりました。「ディープラーニング」の黎明期より続けてきたABEJA Platformに対する研究開発及び投資は、現在、国内における圧倒的な技術力と運用実績に結びついています。
ABEJA Platformには、顧客の基幹業務のDXに必要となる設計、開発、構築および運用、改善まで、全工程に関する最先端の製造機械が搭載されており、またそれを巧みに駆使して最適なものに昇華する製造ノウハウが備わっています。
ABEJAは、このABEJA Platformを基盤に、EMS(Electronics Manufacturing Service)に例えられるビジネスモデルを展開し、AIシステムをシームレスに基幹業務に取り入れ、顧客企業のニーズを叶えるDXをフルマネージドサービスで請け負います。
「最新鋭の製造機械+製造ノウハウ」を持つAIシステム工場
ABEJA Platformの特徴
ABEJAが誇る圧倒的な技術力と運用実績は、ABEJA Platformに備えられた「最先端の製造機械」(モジュール)とそれを駆使する「製造ノウハウ」(ノウハウ)が軸となっています。
特徴
01
ABEJA Platformに備えられた「最先端の製造機械」(モジュール)
ABEJA Platformを構成する5つのレイヤー
DXニーズは多岐にわたります。ABEJA Platformは、設計、開発、構築および運用、改善までのプロセスを、顧客企業のニーズに応じて提供し、継続的かつ安定的な運用を行う、ソフトウェア群です。どのプロセスにおいても全方位で対応できる汎用的な最先端のモジュールを完備し、大きく5つのレイヤーごとに「パーツ」として整理しています。
0からつくると膨大な時間とコストがかかる各パーツをすでにプリセットしており顧客企業のニーズや課題に合わせて組み合わせ、セットアップすることで、独自のシステムを提供することが可能になります。企業がDXを推進する上で、プロセスの初期段階にあたるプランニングや設計書の作成は、非常に難易度が高い項目です。
ABEJAは、顧客企業に、単純にABEJA Platformを提供し、独自の判断でご利用いただくことは、難易度が高く現実的ではないと考えています。そのため、現在は、従来のSaaS(Software as a Service)※やPaaS※(Platform as a Service)※のような提供したソフトウェアやプラットフォームを、顧客が主体となって自由にご利用いただくようなサービス提供は行っておらず、ABEJA Platformをデジタル版のEMSとして提供し、ABEJAのコンサルタント、データサイエンティストが主となって設計書を作成しています。
また、後述の製造ノウハウである「人」の介入を、プロセスの要所に組み込みながら、シームレスに構築できる柔軟性の高いPlatformを構築しているため、顧客企業のニーズを叶える、効率的で安定的なDXプロセスを、迅速に実現することが可能です。
※ SaaS(Software as a Service):通常、パッケージ製品として提供されているソフトウェアを提供するサービス
※ PaaS(Platform as a Service):サーバーやハードウェア、OS やミドルウェア、データベースなど、開発に必要なプラットフォーム一式を提供するサービス
BaaS※レイヤー
属性・人動作推定
混雑度推定・顔 認証
需要予測
汎用的なAIモデルを準備
類似画像・動画検索
ナレッジ検索 ・チャットボット
異常検知
コアレイヤー
データ生成・
収集
ソフトウェアを生成するため
の技術を格納
データ
加工
AI
モデリング
大規模言語
モデル
セキュリティレイヤー
セキュリティを保つための加工を施す
暗号化
復号化
認証・認可
コンピューティングレイヤー
インプットされたデータの
計算処理機能
クラウド
エッジ
コネクトレイヤー
必要なデータをインプットする
Camera
Sensor
SNS
各種ファイル
※BaaSとは、Banking as a Serviceの略称で、アプリケーションのバックエンド機能を提供するクラウドサービス
最先端の製造機械を駆使する「製造ノウハウ」(ノウハウ)
特徴
02
ゼロPoC(Proof of Concept:実証実験)をも叶える、
Human in the Loop(人とAIの協調)のアプローチ
現在、多くの企業がAIを活用したDX推進に際し、PoCを念入りに行っています。しかし、AIの精度が思うように上がらない、継続的に投資を行うことに障壁が生じたなどの理由から、PoCでプロジェクトが止まり実運用に至らないケースが大半にのぼっています。
ABEJAが提唱する、「人の関与」を前提としたアプローチ、Human in the Loopは、ABEJA Platform上に、ビジネスプロセスの運用ノウハウやナレッジをデータとして蓄積するとともに、必要なポイントにおいて、人が判断や意思決定を補うことで、効率的にAIモデルを構築していく仕組みです。
運用ノウハウやデータが未熟な初期段階のフェーズでは、人が主に意思決定を担いますが、ステップが進むにつれ、人とAIのそれぞれの関与度に変化を生じさせます。顧客企業は、初期段階からAIをビジネスプロセスで運用することができ、運用過程で人がAIを育てることで、ビジネスプロセスのAI化およびAIの学習サイクルを加速し、よりスピーディかつ高度な実運用に進むことが可能となります。
ABEJA PlatformでのAIシステムの構築時に、Human in the Loop(人とAIの協調)というアプローチを用いることで顧客企業はゼロPoCで、速やかに本番環境に移行することが可能となります。
人が実行
STEP 1 (DX取組前)
対象プロセス
知識
運用者
-
人が、リアル空間で、ビジネスプロセスを実行
-
運用ノウハウや知識は個々、人などに分散
人が実行
STEP 2
対象プロセス
データを蓄積
運用者
-
人が行うビジネスプロセスに、ABEJA Platformを導入
-
人が、ABEJA Platform上で、ビジネスプロセスを実行
-
運用ノウハウや知識がデータとしてABEJA Platformに蓄積
STEP 3
人が実行・AIが支援