速報!今話題のIVS SEEDS 2015 Summer 講演内容まとめ

WRITER : 柏倉 明郎

  小売業界トレンド

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IVS01

引用:InfinityVenturesSummit

6/26, 6/27の二日間、慶應義塾大学の日吉キャンパスで、Infinity Ventures Summit SEEDS 2015 Summer(以下IVS SEEDS)が開催された。

IVS SEEDSは学生や若手社会人を対象とした、未来の起業家育成プログラムである。このプログラムは、学生や若手社会人に対して、トップレベルの企業家の生の声を届けることで、彼らの人生観を大きく変えることを意図している。

そして今年は更なる進化を目指して、「IVS Workshop」から「IVS SEEDS」と名称を変更し、若い世代の育成という意味合いを強めた。

今回は新たなスタートを切った、IVS SEEDSの様子をお伝えしたい。

IVS SEEDS登壇者が語る、スタートアップの醍醐味とは

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引用:InfinityVenturesSummit

スタートアップで働く楽しさについて、株式会社コロプラ 取締役副社長 千葉功太郎氏は次のように語った。「スタートアップの成長率には、本当にわくわくするものがある。初めは一人しかいなかった社員も今では500人を超えている。小さく混沌とした中から、秩序だった大きい組織を築き上げていくこと、これがスタートアップの魅力だ。」

自分の可能性を発揮しきれる環境や、圧倒的な成長速度がスタートアップならではの魅力なのであろう。

Fringe81株式会社 代表取締役社長 田中弦氏は、「10年後が想像できる人生なんて楽しくない。想像できないことを実現していくこと、ホラをホラでなくすことができるのが、スタートアップで働く醍醐味である。」と語った。彼は、「新しい発見をもとに、地球の未来を創る集団。」というビジョンを描き、「暑苦しく青春の香りのするベンチャー」を目指している。

ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO 水野雄介氏は、「起業はすごく楽しい。人生で一番楽しい。会社の設立なんてすぐにできるから、今日帰ったら起業したらいい」と起業の楽しさを語った。彼は自分が好きなものを深く突き詰めること、そしてまだ”ない”ことをすることの大切さを説く。そして、情報革命の中で、多様性のあるチームを創り、活動していくことの必要性を語った。

5年後の未来で業界のトップになるため、IVS SEEDS登壇者たちは何を考えているのか

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引用:InfinityVenturesSummit

ここでは、5年後の未来で業界のトップになるために、組織の代表としてIVS SEEDSの登壇者たちは、何を考えているのかを紹介したい。

株式会社コロプラ 取締役副社長 千葉功太郎氏は次のように語った。「日本という枠組みの中だけで考えていてはいけない。世界レベルでこの先起きる変化を、データに基づいて予測することが必要。そして、最終的には日本の国力へと還元することが必要である。」と述べる。彼はデータをもとに大局的に世界をとらえ、大きな流れを意識して自分のプランを立てることの必要性を説いた。

株式会社グラニ 取締役副社長 相川雄太氏は、「エンターテイメントの業界が今後なくなることはない。今後もゲームという、エンターテイメントを主軸にして、新しい産業を興していきたい。」と今後のエンターテイメントの可能性を述べた。

今日の日本のスタートアップが抱える課題とは

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引用:InfinityVenturesSummit

今回のイベントでは、スタートアップの醍醐味や可能性が語られるばかりでなく、日本のスタートアップが抱えている課題についても議論された。

株式会社FiNC 代表取締役社長CEO 溝口勇児氏は次のように述べた。「日本のスタートアップは全体的にこじんまりとしていて、ニッチなところを攻めすぎている。また、スタートアップに興味を持っている優秀な人材を採用しきれていない。採用においては、ビジョンから逆算し、その人の能力が必要になるかで判断するべきだ。」

一方で、freee株式会社 代表取締役 佐々木大輔氏は、溝口氏とは異なる観点から、日本のスタートアップが抱える課題を捉える。「日本のスタートアップは、”日本発”のグローバル企業にこだわりすぎている。海外の技術を徹底的に模倣し、生き延びるような企業も必要だ。」中国の企業に見られるような、海外最先端技術の模倣を行う企業の少なさを訴えていた。

スタートアップか?大企業か?登壇者たちが考える就活とは

これまで、本イベントで議論されたスタートアップの意義や可能性、スタートアップが抱えている課題について紹介してきた。最後に、IVS SEEDS登壇者たちは学生に対して、スタートアップと大企業、どちらに就職するべきと考えているのかについて紹介したい。

株式会社スマートエデュケーション 代表取締役 池谷大吾氏は、次のように語った。「大企業、スタートアップともに不確実性を抱えており、企業規模の大小で不確実性は変わらない。自分の可能性を発揮しきれる環境や、個人の成長速度を考慮に入れるならば、スタートアップでの経験を優先するべき。」

freee株式会社 代表取締役 佐々木大輔氏は、「今は新卒でなくても、大企業に入れる時代となっている。挑戦することを恐れない人材や、スタートアップでの失敗経験がある人材を、大企業も欲している。」と話した。

一方で、株式会社FiNC 代表取締役社長CEO 溝口勇児氏は、「大企業もスタートアップも関係ない。自分自身を最も成長させられる環境を選ぶべきだ。」と論じた。自分のゴールに近づくために、自分の成長に最も結びつく選択肢を選ぶべきと、スタートアップ経営者たちは語っている。

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