海外最先端のリテールテクノロジーが集結!「Decoded Fashion Pitch」 ファイナリスト10社まとめ【後編】

WRITER : 楠瀬 朝子

  小売業界トレンド

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前回の特集では、ファッション業界に新しいリテールテクノロジーをもたらすスタートアップの大会、Decoded Fashion Pitchのファイナリストに選ばれたスタートアップ全10社のうち、5社を紹介した。

今回の記事では、このうちの残りの5社を紹介したい。

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海外最先端のリテールテクノロジーが集結!「Decoded Fashion Pitch」 ファイナリスト10社まとめ【前編】

オンライン上のビックデータから、商品トレンドを予測

企業名:TRENDALYTICS

調達額:N/A

CEO:Karen Moon

設立年度:2013年

F2 引用:Fashion Pitch

TRENDALYSTICSは、商品のトレンドを分析・予測するビジュアルアナリティクスプラットフォームである。SNS上の顧客の声や、シェアされた画像を収集・分析し、マーケティングチームに必要な洞察を与え、店舗のコンバージョン率の向上や、売上の向上に寄与する。

▼参照

TRENDALYRICS

1000を超えるデータポイントを分析し、詐欺ECサイトを見破る

企業名:Trustev

調達額:7800万ドル

設立者:Chris Kennedy

設立年度:2013年1月

F3 引用:Fashion Pitch

TRUSTEVは、世界初のEコマースにおける詐欺を防止ためのソフトウェアである。同ソフトウェアは、1000を超えるIPや電話などのデータポイントから、ECサイト来訪者の取引前行動を、機械学習で分析。分析結果からフィードバックを与え、リアルタイムに取引の決定に活用することができる。

▼参照

TRUSTEV

在庫管理からレコメンドまで、アパレルブランドのオムニチャネル化を促進

企業名:Tulip Retail

調達額:2400万ドル

設立者:Ali Asalia

設立年度:2013年4月

F4

引用:Fashion Pitch

Tulip Retailは、アパレル店舗向けに様々なタブレットソリューションを提供している。店頭の在庫管理やEC・店舗双方の購入履歴に基づいたレコメンド、決済など幅広いラインナップで、オムニチャネル化を進めるアパレルブランドには必須のサービスだ。

▼参照

TULIP

いつでもどこでもシームレスな決済で、購入機会の損失を防ぐ

企業名:TWO TAP

調達額:2700万ドル

共同設立者:Razvan Roman ,Rabu Speneanu

設立年度:2013年1月

F5

引用:Fashion Pitch

TWO TAPは、顧客の使用するデバイスやアプリを限定せず、すぐに決済を可能にするサービスである。同一ブランドの商品を、いつどこにいても顧客の好きな手段で、購入できるようにすることで、小売り店鋪のCV率を向上に貢献。また、顧客側にとっても、いちいち決済手続きに悩まされることがなくなり、満足度の向上にもつながる。

▼参照

TWO TAP

自分のサイズをデータ化、異なるサイズカテゴリーでも迷わず選べる

企業名:XYZE

調達額:N/A

設立者:ANDREA MAZZON

設立年度:2013年

F6

引用:Fashion Pitch

XYZEは、アパレルブランド向けにウェアラブルサイズ測定器「ON」を販売。胸囲やウエストなど計測したい部位に「ON」を巻き付けると、自動でサイズを測定。計測データをもとに、連携した「XYZE APP」から、各ブランドごとに自分がどのサイズカテゴリーに入るかを確認することができる。アパレルブランドは、商品の返品率の減少が可能になる。

▼参照

XYZE

次々と花開くリテールテクノロジー、今後ファッション業界で求められる人材とは

F7

引用:Fashion Pitch

近年見られるリテールテクノロジーの背景の1つとして、SNSやスマホの普及によりオンライン上において、かつてない程の情報が蓄積されていることがある。さらには、センサーテクノロジーや画像処理技術の進展により、いまや実店舗でも顧客行動データを集めることも可能になったのだ。オンライン・オフラインともに集まった情報を使わない手はない。

まとめ

2回にわたって紹介してきた「Decoded Fashion Pitch」のFinalistに選ばれた10社の中にも同様のことが言えるだろう。顧客の購買履歴やSNS上の声、来店者の性別年齢、来店回数など、オンライン、オフライン問わず、ありとあらゆるデータを基に分析を行い、マーケティングに活かすサービスが過半数をしめた。

ただし、たくさんのデータを集め、分析しただけでは何の意味もない。読み取った結果を、どのように施策に移すのかということが最も重要だ。アメリカの専門家THOMAS H. DAVENPORT氏は、CIO Journalでこういっている。

”What is needed now is perhaps more specific hype—how Big Data and analytics can help to improve specific functions or solve specific business problems.

「今求められているのは、ー(中略)ーどのようにビックデータとその分析が、具体的な機能改善やビジネス課題解決に、役立ちうるのか、ということだ。」

今後ますますデータ分析を活用する余地のあるファッション業界。データ分析結果を基にしつつ、具体的な施策に活かすことができる人材が求められる。

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