【連載企画】日本のITリテラシーは世界の底辺? ITの教育を変える 「Life is Tech!」とは

WRITER : 留田 紫雲

  小売業界トレンド

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近年、IT分野の目覚しい成長に伴い、IT教育の是非についてしばしば議論がなされるようになってきた。 IT分野は他の分野に比べ、非常に早いスピードで移り変わるため、既存の教育機関では十分な指導がなされていないのが現実である。

国際的な学習到達度に関するOECDのPISA2012調査では、「学校内で勉強のためにインターネットを閲覧する」割合が、オランダでは92%なのに対し、日本では21%と、ITリテラシーが低いことが見受けられる。

今回は、他国に比べて日本の若者のITリテラシーが低いという問題を解決すべく、ユニークな活動を行っている「Life is Tech!」という教育プログラムをご紹介したい。

LIFE

引用: https://www.facebook.com/LifeisTech

「Life is Tech!」は既存の教育プログラムに代わり、中学生、高校生を主に対象としたスマホアプリ開発、ゲーム制作などのIT技術を教える教育プログラムである。

「Life is Tech!」は基本的に3つのプログラムで構成されている。夏休みや春休みを利用して短期間で集中的に学ぶ「キャンプ」形式と、毎週通学して学ぶ「スクール」形式、どこでも学べる「オンライン」形式の3つである。

これらのIT教育プログラムを通じ、中高生が「創造する力」と「つくる技術」を習得することを目指している。2014年には、世界中でコンピューターサイエンスやICT教育の普及に貢献している組織に与えられる賞である「Google RISE Awards」を受賞した。2014年は世界から19カ国の42組織が受賞したが、東アジアでの受賞は史上初だった。

▼参照

http://life-is-tech.com/

http://life-is-tech.com/google_riseaward/

幅の利いた多彩な教育プログラム

Tech Kids Camp

LIFE K

「Tech Kids CAMP(テックキッズキャンプ)」は、小学生のためのプログラミング入門キャンプだ。夏休みなどの長期休暇を利用して、iPhoneアプリ、Webアプリやゲームの開発を短期間で学ぶことができる。参加する小学生の約8割がパソコン操作に不慣れなため、パソコンが苦手な小学生でも安心して参加できる。

Code Girls

LIFE G

引用: http://life-is-tech.com/codegirls/

 「Code Girls(コードガールズ)」は、女子中学生・女子高校生のためのプログラミングやデザインなどのIT技術を学んだり、体験したりするITワークショップである。「Code Girls」ではIT関連ビジネスでの女性の価値創造を掲げている。

現在、女性のIT関連の雇用全体に占める割合は約27%と言われている。しかし世の中のWEBサービスは、女性ユーザーが多く利用するものも多数存在するため、今後「Code Girls」のようなサービスで女性がIT関連ビジネスで活躍することに期待がかかる。

▼参照

http://techkidscamp.jp/

http://life-is-tech.com/codegirls/

 Life is Tech が産んだ次世代IT人材

Tehu—(デジタルクリエータ)

1995年8月16日生まれ(19歳)

中学3年生時にiPhoneアプリ「健康計算機」をリリースし、iTunes App Storeの世界総合ランキングで最高3位にランクインした。

矢倉大夢—最年少未踏IT人材

1996年生まれ。(18歳)

灘中学校(兵庫県神戸市)出身。

中学3年生時に最年少で未踏IT人材に採択される。

※「未踏事業」とは、IT技術を駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイディアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した若い逸材(スーパークリエータ)を発掘育成することを目的とした活動である。

▼参照

http://life-is-tech.com/etf18/

テクノロジー教育の未来

情報革命が起きてから数十年が経ち、ITはもはや独立した分野ではなく、全ての分野に影響を及ぼしているといっても過言ではない。

例えば、実店舗を持つ小売業界では、Amazon,楽天などで出店したり、自社HPを作成したりと、既存のオフラインチャネルだけでなくオンラインを用いた顧客へのアプローチが必要不可欠になってきた。

今後、さらにIT分野は生活やビジネスに大きく関わるだろう。それに伴い、IT分野の教育も今後世界的に需要が高まるだろう。

ビル・ゲイツ、マーク・ザッカバーグといった世界で最も大きな成功を収めたIT企業のCEO達は、 活動を行っている組織に寄付を行っている。日本では、「Progate(プロゲイト)」,「ドットインストール」「Schoo(スクー)」など、IT分野の基幹であるプログラミングをオンラインで誰でも無料で学べるサービスも増えてきた。次世代を担う若者達は、今こそITに一歩踏み出すべきだろう。

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