【インタビュー】「2018年。3年後のWeb戦略」物流ビジネスで世界進出を支える オープンロジの挑戦―【後半】

WRITER : Editorial department

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この記事は、「アパレルマーケティング」より転載。

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出荷依頼のための入力画面

雇用創出、海外進出。物流が広げる可能性

確かにボリュームディスカウントの世界だから、規模感がないと物流企業にアウトソーシングという話ができないですよね。ところで、ECサイトの事業者以外でも利用されるケースはあるのでしょうか。

はい、ありますね。オープンロジのメリットの1つは「早い」ということですが、スポットで利用したいというニーズがあります。

例えば、プレゼント企画やイベント連携といった瞬発力が求められるシーンでは活用が増えるはずです。

さらにいくつかのスタートアップ企業とも話をしています。従量課金モデルを採用しているので、スモールスタートで事業を拡大していく企業にもマッチしていますね。

スタートアップ企業の皆さんは、“商品を売る”というところのアイディアはたくさんお持ちなのですが、売れた後の出荷業務まで準備している企業は少なく、後で苦労するケースが多いようです。

サービスの反応はいかがでしょうか。

想像以上にニーズが多く、たくさんの企業から声を掛けていただいています。テスト運用は昨年の6月から実施しており、10月に正式導入しました。導入してもらう際はなるべく私が話を聞くようにしていますが、毎日のように問い合わせが届くので、猫の手も借りたい状態ですね(笑)。

アパレル企業も多いのですが、ジャンルに偏ることはないです。規模感としては、1カ月で数百件依頼される企業様が多いですね。

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課題があれば教えてください。

小規模の企業様であってもカスタマイズの要望が多いという点です。当社のようなサービスだと、すべてのカスタマイズに対応することは難しいので、要望の中で最大公約数的な機能を見つけるというバランスが大事になってきますね。

導入企業からの効果数値などはありますか。

1番大きいのが、配送費用のコストダウンに大きく貢献できている点です。小規模な企業が配送会社と交渉しても掛けあってくれないような料金で提供できるのは、オープンロジの大きなメリットです。

当社の60サイズは486円、または594円で配送することができます。この配送料には梱包作業料や梱包資材費、同梱明細書の料金も入っていて沖縄離島除き全国一律料金のためコスト削減効果は30~60%見込まれます。

それと意外なところで、何かと手間がかかる物流業務をアウトソーシングできることで、社内スタッフのストレス緩和につながるという声もよく聞きます。中小規模のサービスだと、お客様が増えてサービスが盛り上がるにつれて、物流に時間を取られてしまい、その結果、サービス本体まで手が回せなくなるという状況になりますからね。

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引用:オープンロジ

検討している新機能があれば教えてください。

データ連携用のAPIを開発する予定なので、各ECカート事業者との連携をしていきたいですね。また、海外向けの越境ECが増えてくるので、今後は海外発送にも対応していきたいと思っています。

実は逆のパターンとして、海外の事業者から「日本国内に物流拠点を置きたい」という話をもらうことも多いんです。

なるほど。それでは地方との連携という面も考えられそうですね。

まさに地方に関しては色々な話があります。地方だと近くに倉庫がないという物理的な問題が多いので、我々のノウハウで地方に物流拠点を作ってしまい、地産地消や地方創成に繋げるという形に発展できます。新しい雇用も創出できますし、地方だと活用できる土地も多いはずです。

物流で地域を活性化するというのは新しいアプローチですね。最後に、オープンロジが考える3年後のWEB戦略について教えてもらえますか。

今まで物流をアウトソーシングしたくてもできなかった中小企業などのロングテール企業にサービスを広げていくことが大事ですが、物流業界をもっと改善したいと思っています。

アマゾンや楽天のような巨大プラットフォームに依存した物流サービスが多いですが、我々のようなどこのプラットフォームにも依存しないポジションならではの柔軟性を大事にしていきたいですね。

我々が物流の周辺作業(撮影、梱包資材など)のアウトソーシングも含めた物流プラットフォームを作ることによって、世の中の物流業務を改善し、物流システムの裾野を広げたいです。ECサイトなどの物販以外にもイベントが盛り上がり、地方が盛り上がり、海外進出が盛り上がるように大きな視点でやっていきたいですね。

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▼参照

オープンロジ 公式サイト

この記事は、「アパレルマーケティング」より転載。

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