”世界で最も革新的な企業”セールスフォースが語るデジタルマーケティングの未来

WRITER : Editorial department

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2015年1月28日・29日に、東京ビッグサイトで、マーケティングテクノロジーフェア2015が開催された。このイベントでは、最新のマーケティング手法とITテクノロジーに関する約250の製品とサービスの展示が行われ、計80のセミナーが開催された。

その中で、株式会社セールスフォース・ドットコム(以下セールスフォース)のMarketing Cloud マーケティングディレクターの加藤氏により、「デジタルマーケティングのこれから」と題したセミナーが行われた。セールスフォースは、カリフォルニアに本社を置くグローバル企業で、米Forbes紙が選ぶ世界で最も革新的な企業に四年連続で選出された実積をもつ。

そのセミナーでは、これからのデジタルマーケティングを成功させるには、顧客が商品を認知してからロイヤルカスタマーになるまでの各ポイントで、企業が顧客との接点をもつことが重要であると強調されていた。

今回はそのセミナーの中で成功事例として取り上げられた、セールスフォース×デジタルマーケティングの海外事例を3つ紹介したい。

▼参照
World’s Most Innovative Company

Phillipsが開発するスマホで自在に操作できるLED照明「hue」

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オランダの家電メーカーのPhillips社(以下フィリップス)は、スマホやタブレットで自在に操作することが可能なLED照明「hue」を開発した。IoT時代の顧客サービスインフラとして、セールスフォースのMarketing Cloudが使用された事例として取り上げられていた。

「hue」の特徴は、Wi-Fi経由でモバイル端末から照明のオン・オフや調色を行えることである。それ以外にも、照明が壊れた時にスマートフォンにアラートを送ることことができ、次に「hue」を購入する時もスマートフォンから簡単に行うことができる。

さらにAPIを公開することで、フィリップス以外が開発したアプリや他のWebサービスと連携でき、従来より高度な活用が出来るようになった。例えば音楽アプリと連携することで、音楽にあわせて照明の色を変えるサービスも実際に提供されている。

このように日常生活の様々な場面で「hue」の照明が使用されるようになると、企業と顧客の接点が増え、結果として購買のきっかけとなるポイントを増やすことができる。

▼参照
スマホで自在に操作できるLED照明「Philips hue」は使える?【前編】

LED照明「Philips hue」を試した! 課題もあるが、“無限の可能性”を実感【後編】

アメリカインディアナポリスの自転車シェアサービス「BikeShare」

Pacers-Bikeshare-3

引用:Indiana Pacers Bike Share

「Bikeshare」はアメリカ全土で流行している自転車シェアサービスである。今回取り上げるのは、インディアナポリスにおける自転車シェアサービスである。このサービスは、iPadを使用してシステムを運用しており、そこにセールスフォースのプラットフォームが使用されている。

「BikeShare」は、iPadを搭載した自転車からGPSを発信することで、運営会社は自転車の運用状況をリアルタイムで把握することができ、ユーザーも各ステーションの自転車の空き台数などを把握することができる。自転車を運転しているユーザーに対しても、現在地周辺の地図上に次のステーションまでの距離と推定所要時間を表示する機能などが搭載されている。

さらに、サービス利用履歴をもとにユーザーが興味を示しそうな情報を配信するなど、ロイヤルカスタマーとのコミュニケーションも、セールスフォースのプラットフォームで一元管理されている。

自分に合ったコンサートやイベントのチケットを探せる「LiveNation」

「LiveNation」はアメリカで展開されている、コンサートやイベントのチケットを探すサービスである。同サービスは現在日本からでも利用することができる。「LiveNation」は、ユーザーの過去のイベント参加情報やページ閲覧情報を元に、一人ひとりに最適化されたイベント・コンサート情報のレコメンドを配信する。

また、配信された情報に対してユーザーがどのような反応を示したかを分析することで、次回配信時には、よりユーザーの趣向にあった情報を提供できる。

さらに、ユーザーの位置情報を特定し、現在地周辺で行われているライブやイベントの情報を、リアルタイムで配信することもできる。

この「LiveNation」は、セールスフォースのクラウドシステムを利用することで、適切な顧客に適切なタイミングでライブやイベントの情報を配信し、サービス効果の最大化を実現した事例として講演の中で取り上げられていた。

データに基づき個別化されたマーケティングで新時代のカスタマージャーニーを実現

仮説に基づいた顧客像に対してターゲティングを行う、従来型のマーケティングから、顧客行動データ、思考データに基づいた、1to1の個別最適化されたマーケティングが求められるようになって来ている。

そうした背景の中で、セールスフォースは1to1マーケティングのプラットフォームとして、顧客ごとに個別最適化されたマーケティングを提供しようとしている。近い将来、テレビのCMのような大衆に向けたコンテンツでさえ、視聴者にあわせたCMが配信されるようになるはずである。

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