Amazonの速達戦略はEC発展の切り札となるか?

WRITER : 野田 勝

  小売業界トレンド

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Amazon-CEO-Jeff-Bezos引用:http://www.cbsnews.com/news/amazon-posts-lower-profit/

世界のEC市場を常にリードし続けるAmazon.com(以下Amazon)が、次なる高みを目指して新たな戦略に取り組んでいる。今回は、最近Amazonが積極的に展開している速達戦略に迫りたい。

注文から一時間で商品が届く「Amazon Prime Now」

Bristol's Biggest Bike-ride (9)

Amazonはアメリカ・ニューヨークで、自転車を使って1時間から2時間以内に商品を配達するサービス「Amazon Prime Now」をテストしている。「Amazon Prime Now」では、自転車に乗った配達員を活用し、マンハッタンエリアのユーザー限定で「当日お急ぎ便」を大きく上回る超速達便を実現している。「Amazon Prime Now」の手数料は1回につき8.99ドル(約1000円)、Amazon Prime会員ならば5.99ドル(約720円)となっている。

▼参照

http://www.theverge.com/2014/12/8/7355805/amazon-testing-a-1-hour-delivery-service-by-bicycle-in-NYC

加速する配達迅速化の動き

amazon タクシー

Amazonは自転車を用いた配達以外にも、タクシーを利用した速達便も試みており、さらにはAmazon実店舗を出店して物流の拠点とする等、配達速度の向上に多額の資金を投入し、改善を繰り返している。タクシーによる速達では、配車サービスアプリ「フライホィール」を使ってAmazonの物流センターにタクシーを手配。届け先地域が同一の荷物を最大10個、各5ドル程度で配送する実験を行っている。実店舗出店に関しては、商品の販売を行うと同時に、店舗を商品の発送や受け取りの拠点とすることで、機動力を増加させる狙いがある。
▼参照
http://toyokeizai.net/articles/-/52613

Amazon速達戦略の最終到達地「ドローン」

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=98BIu9dpwHU”]

Amazonが取り組む商品発送スピード向上テストの最終到達点は、ドローン(無人航空機)を用いて24時間どこへでも商品を発送できるようにすることである。 現在アメリカ連邦航空局が無人飛行機を商用利用する場合の規制方法を検討している最中である。 もしもドローンによる商品配達が可能となれば 、商品注文から30分以内に商品を注文者の元へと届けることができるようになる。ドローンによる配達は究極の速達便と言える。
▼参照
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1312/02/news056.html

Amazonの速達戦略はEC発展を加速させる

driveINcircles MGD©

Amazonを含め、ECの最大の課題は、購入と同時に商品を受け取ることが出来ないという点であった。また、そうした配送に関する問題はどうしても物流業者のパフォーマンスに依存してしまう。しかし、Amazonの取り組みのように、自社が管理する配送システムを用いることで、商品を早く届けたいという自社のコンセプトを実現することができる。今回紹介した自転車便を用いた配達は最短一時間で商品が注文者の手元に届くため、それでも十分早い。もしドローンによる無人の発送システムが完備されれば、もはや誰もAmazonの牙城を崩すことは出来なくなってしまうかもしれない。今後もAmazonの動きから目が離せない。
▼関連記事
3つの要因から導かれるAmazonが実店舗を展開する狙いとは

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