最新事例から見る、YouTubeを最高に有効活用する3つの方法

WRITER : 塩野入香菜

  小売業界トレンド

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今や、マスメディアでさえ面白さを認める「動画」。ビジネスにも取り入れようと動く企業が多い中、果たして成功している事例はいくつあるだろうか?たった数秒の動画でも効果を発揮するものから、長くても意図が伝わらないものまであるのが動画である。それなら、高いコストパフォーマンスで制作したい!そんな人のために、海外事例を含めた成功事例をお伝えする。

動画マーケティングを有効に使えていない企業が多数

967813_297148407151866_311947253_n引用:YouTube

YouTuberや動画広告など、動画を利用したビジネスは進み、日々その利用数は増加し続けている。2013年に設立されたuuum(ウーム)株式会社は、YouTuber向けのマネジメントサービスを展開している。マスのメディアであるテレビでさえも、バラエティや資料映像としての動画の有用性を認めており、投稿動画の活躍はとどまることを知らない。

そんな中、企業チャンネル数や広告を出している企業は多いが、いざ「動画 マーケティング 事例」と検索しても、ほんの一部の企業しかヒットしない。
ただCMを流したり、プロダクトを紹介するだけでは、数ある動画の中に埋もれてしまうのだ。

成功事例三選

自社の課題をHow to動画で解決したL’OREAL社

L’OREAL社では同社のKerastase Parisというヘアトリートメント製品の販売プロモーションに動画コンテンツを取り入れた。この製品は高価格で、使用方法の説明をするため、店頭販売が主軸となっていたことが、オンライン販売を行う上での障壁となっていた。そこで、オンライン販売のために、製品の使用方法や解説を、実際の店舗で受けているかのように丁寧に説明するHow to動画を製品サイトに掲載した。また、動画で取り上げた製品のリンクを貼ることで、視聴者がすぐに購入できるようにした。

10698450_297204213812952_741769041032974103_n引用:Kerastase Paris

すると、視聴者の9割以上が、How to動画をほぼ最後まで視聴し、購入の可能性が約2倍向上。平均注文額は、視聴しなかった人より1.2倍多いことがわかった。結論、オンラインでは製品の良さを知ってもらえないという課題を明確にし、How to動画で解決することが着実に売上につながったのだ。また、購入への動線となるリンクの貼り方も、視聴者の一歩先を行く試みだ。

ユーザーと共創する感覚を持つ

野村不動産アーバンネット株式会社は、ユーザー参加型の動画で成功をおさめた。「家と家族に関するエピソード」を募集し、入賞作品を元にCMを作成。結果として、スキップされやすいYouTubeCMの中でも150万回の再生回数を達成した。


引用:YouTube

今回の成功の要因は、「家」の機能ではなく、そこに集う「家族」に焦点を当てたことだ。ユーザーが感情移入しやすい目線であり、かつ投稿作品であることで、よりユーザーに沿った内容になっている。

メールと組み合わせることでサイト流入率が五倍に

HubSpot, Inc.は中小企業向けに、コンテンツマーケティングを効率化するソフトウェアを提供している会社だ。インバウンドマーケティングで成功をおさめている同社であるが、ダイレクトメールにある工夫をしただけで、サイト流入率が5倍に上がった。その工夫とは、動画をメールに埋め込むことである。
文章だけのダイレクトメールでは、サイトへの流入が伸び悩んでいた中で、動画の埋め込みで興味を引きクリック率を上げた。


引用:YouTube

テレマーケティングのしつこさを演出し、自社の行うインバウンドマーケティングの利点を表現したこの動画。これをシェアされることで、メールを見ない多くの人にも事業内容を伝えることができたという。このように、動画を「公開する」だけではなく、効果的に「配信する」経路の確率が動画をシェアされやすくする要因になる。

成功のヒントはユーザー目線に立つこと

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上記の例の成功点と要約すると、

①課題を明確にして、ユーザーの一歩先回りした動画を作る
②ユーザーの感情に触れ、共感を得るコンテンツか
③「公開」という受け身の立場ではなく「配信」する仕組みが大切

ということになる。なお、商品をレビューするタイプのYouTuberは、①の観点をユーザー側から提供しているということになるだろう。
以上の共通点として、「ユーザーの視点に立つ」ということが挙げられる。視聴者の周りには動画が溢れ、動画マーケティングはただ情報を載せて公開するだけでは、視聴者の目には届かなくなっている。しかし、日常にあるメディアだからこそ、よりパーソナルな視点で視聴され、リアルな購買行動に繋がりやすいのだ。
また、博報堂アイ・スタジオのエグゼクティブ・プロデューサーである十字賢氏は、「動画マーケティングは今後盛り上がるが、ユーザーの心を動かすようなコンテンツでなければならない」と述べており、今後の可能性と内容へのこだわりを示している。今後、動画を戦略的に取り入れるならば、その動画がユーザーの目の前、あるいは手の中で再生されるところまで想像するべきなのだ。

 

▼参照

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