O2O・オムニチャネル時代のマーケティング担当者が抑えるべき5つのキーワード(その2)

WRITER : Editorial department

  小売業界トレンド

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2011年頃から「ビッグデータ」というキーワードをお聞きになった方も多いのではないだろうか。2014年現在、多くの企業がマーケティング戦略においてビッグデータを活用する取り組みが主流になりつつある。そこで今回はビッグデータから派生し、現在トレンドとなっている5つのキーワードを紹介する。ご存知の方は改めて参考にしていただけるとありがたい。

①データマイニング

②データマネジメントプラットフォーム

③データドリブン

④マーケティング・オートメーション

⑤データサイエンティスト

 

ビッグデータ分析に関係する基本キーワード

ビッグデータが注目される理由は大きく3点である。

①PCやスマホの普及とWebサービスの発達により、世の中に流れるデータ量が増えたこと

②現代のIT化を図る事業者側の課題として、データから事業に役立つ付加価値の導出が求められている

③技術的な側面としてビッグデータを分析するツール、ストレージ、ミドルウェアのコストが低くなったこと

参考記事:今、ビッグデータが注目される3つの理由

 

またビッグデータを覚えておくべき理由としては、インターネット上を流れる既存データの90%は、この2年以内に生成されたものであり、2年毎にほぼ倍増、5年後には現在の10倍、10年後には50倍にも膨らむと予測されているためでもある。

DMP(データマネジメントプラットフォーム)は下記のGoogleトレンドの通り、ビッグデータというキーワードが出始めた辺りから同様に登場していることがわかる。

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①データマイニング

データマイニングとは、データベース上にある大量のデータから潜在的かつ決定的に重要なパターンや法則性を高速に抽出するデータ分析手法のこと。隠れた顧客のニーズを発掘する作業であることから、データの採掘という意味合いで例えられる。機械学習や統計、人口知能といった分野の技術を応用し、情報探索・アルゴリズム等を用いるという特徴を持つ。データマイニングの成果を表す例として、大手スーパーが大量の販売データから「赤ちゃんの紙おむつを購入する顧客はビールを購入する確率が高い」という結果を元に商品陳列を変えたことで両方の売上がアップしたという事例がある。

参考記事:データマイニングと統計解析の違い

 

②データマネジメントプラットフォーム(DMP)

DMP(Data Management Platform)とは、インターネット上の様々なサーバーに蓄積されるビッグデータや自社サイトのログデータなどを一元管理、分析する基盤のことを指す。

DMPは広告配信先のデータセラーとしてのDMPと企業が自社Webサイトのアクセスデータや保有している顧客情報を格納するDMPの二つに分類される。

最終的に広告配信などのアクションプランの最適化を実現するために用いられるものである。

参考記事:DMP(データマネジメントプラットフォーム)の仕組みと特徴

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DMPのイメージ図(Platform ID社サービスxrost DMPより)

引用元:Markezin

 

③データドリブン

効果測定などで得られたデータをもとに、次のアクションを起こしていくことである。ビッグデータを分析することにより、顧客行動の定量的なデータに基づいて、顧客の行動履歴や消費傾向、心理状態を考察し、新しい改善策を素早く打ち出せるようになった。そのことからマーケティング活動において扱われるようになったキーワードの一つである。

参考記事:データドリブンマーケティング

 

ビッグデータ分析でトレンドとなっているホットキーワード

ビッグデータを活用したマーケティングが米国を中心にホットなテーマとなる中、Googleトレンドで見ると、どちらも近年注目されているキーワードであることが分かる。特にデータサイエンティストの注目度は高くなっている。

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④マーケティング・オートメーション

マーケティング・オートメーションとは、マーケティング活動における様々な実行作業を自動化することで効率化を促進するソリューションツールである。

CRM統合や、マーケティング分析、予測/スコアリングなど様々機能を備えている。

購買行動をモデル(抽象)化し、その段階にあわせて様々な施策をマーケティング担当者に促す仕組みである。

参考記事:マーケティングオートメーションとは何か?

 

⑤データサイエンティスト

ビッグデータ活用の波とともに2012年頃から登場した職業であり、データを元に様々な予測や判断を行うために分析を行う人。膨大なデータを指すビッグデータから、ビジネスに活かせる知見を導き出す専門家。

現在、ハイテク関連の労働市場で最もホットな分野の一つになっている。2018年に米国のIT労働市場で19万人のデータサイエンティストが不足すると予測されている。

参考記事:今注目を集めるデータサイエンティストとは?

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引用元:COMPUTERWORLD

 

2018年にコンピュータは人間の脳を超える!?

今回はビッグデータに関連するキーワードを中心に紹介した。今回取り上げたキーワードから見られるように、企業のマーケティング施策は今後より一層、定量的な顧客データに基づいて展開されると推測できる。

そんな中、こちらの記事にある通り、機会学習という技術を用いてコンピュータはますます発展し、コンピュータが人間よりも膨大な情報を正しく最適に選ぶ能力を身につけているという未来予測が立てられている。情報処理能力でコンピュータに勝てないのであれば、解析されたデータからインサイトを導き出す力をマーケターが未来を見据えて鍛えておくべきスキルだと言えるのではないだろうか。

関連記事:一流のリテールセクター担当者が読むべきブログ&ニュースサイト7選

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