25歳のシリアルアントレプレナーが創る10億人の旅行者の人生を変える「EventCarnival」

WRITER : 外木 直樹

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世界中のイベントを発見する旅行者のための体験最大化サービス 『EventCarnival(イベントカーニバル)』が、East Venturesから資金調達を実施というプレスリリースがFacebook上で賑わっていたのをあなたはご存知だろうか。直近2年半で国内投資先が70社以上となっている東南アジアのネットワークに強みを持つEastVenturesに新たな投資先が加わった。EventCarnivalを運営する株式会社カーニバルである。2014年5月23日創業の設立1ヶ月強のいわゆるスタートアップ。2014年8月のサービスリリースを目前に控える中、イノラボ編集部は株式会社カーニバルがあるバンコクに飛び立ち、創業メンバーの二人から株式会社カーニバルの創業の経緯と今後の展望を訊いてきた。

当初よりグローバルな環境で勝負をする、世界基準のチーム編成

株式会社カーニバルの拠点は、タイ王国の首都バンコクにあるstartuphouseである。startuphouseは海外、特にアジアで起業を目指す人々が集まるシェアハウスである。起業のネックになるのは事業立ち上げまでの軍資金。起業家の金銭的負担を減らす安価で仕事環境を提供するプラットフォームとなるべく、startuphouseプロジェクトを2014年5月に開始した。資金集めに活用したクラウドファンディングでは約2週間で目標の100万円を超える123万5,000円、述べ95名(2014年7月18日現在)からの支援を獲得し、現在では毎日複数か国のアントレプレナーが滞在するグローバルなシェアハウスとなっている。

代表取締役社長兼CEOの斎藤康太氏は、若干25歳の若きシリアルアントレプレナーである。学生時代にソーシャルメディアで人材採用を行う株式会社ソーシャルリクルーティングの創業メンバーとして取締役兼COOを経験した後に、インドで教育ベンチャーの企業再生プロジェクトの責任者となる。その後、インドで体験したホーリー祭、バンコクで体験したソンクラーンがキッカケとなり、新しいサービスの着想が生まれた。世界中の旅行者が、限られた海外旅行体験を最高の経験にできるようなフェスティバルに出会ってほしいという想いから株式会社カーニバルを設立した。

創業メンバーの高木弘貴氏は、世界一周バックパッカーとして有名な人物である。バックパッカーとして、世界を飛び回る中で旅の素晴らしさを心から感じた。これからのボーダレス化が加速する世界において、あったら良いなと感じたサービスが「EventCarnival」であった。

また、コンテンツチームはフィリピン、システム開発チームはベトナム、マーケティングチームはタイと東南アジアを中心にチーム編成を行い、日本人が苦手としがちな英語でのマネジメントを楽しみながら行っている。海外に目を向けると、アメリカ発企業で同じくEastVenturesから資金調達をしているAnyperkの福山太郎氏が同年代をリードした活躍をしている中、東南アジアで負けじと稀有な存在感を放ちはじめている。

「自分が欲しい、と思ったサービスを創る」というピュアな経営姿勢

ファウンダーの斎藤氏・高木氏は世界を旅する中で、偶然にも心を揺さぶられるフェスティバルに出会っている。その最たる例がタイで毎年旧正月に行われているソンクラーンであった。ソンクラーンは世界最大の水かけ祭りである。街中の人は仕事を休み、至るところで水のかけ合い。その日だけは警察も何も言わない。みんなが子供のようにヤンチャに水をただただかけ合うだけ。そんな素敵な水かけ祭りである。

「人生で最もExcitingなフェスティバルだよ。絶対に行った方が良い!水鉄砲で溺れそうになったのは初めてだった!」

と斎藤氏は笑顔で熱く語ってくれた。そんな価値観を変えるような旅に、世界中の多くの人が出会わないのは非常に残念なことである。

「これまでの旅行では、情報が集積していないため、国際的に有名なイベントや国ごとの伝統的な儀式やナイトクラブなどの情報を見逃すことが非常に多かった」

と斎藤氏は語る。どうせ旅をするなら、最大級楽しんで欲しい。そうした情報を世界中の旅人の生の声を集めて加工することで、本当に楽しむことが出来るイベントを発見できるプラットフォームが生まれる。世界中の人がフェスティバルという人生で一番感動をする体験を軸に集まってくる。自分がフェスティバルを体験して一番感動したからこそ、世の中の人々にとって必要不可欠なサービスとなると確信している。そんな自分が欲しい、と思ったサービスを創る、そして自分が良いと思ったものだからこそ、もっと多くの人に知って欲しい、という純粋な思いからEventCarnivalが生まれた。

EventCarnivalは世界を変えるフェスティバルを見つけるサービス

EventCarnivalとは世界のお祭り検索、体験サービスである。海外競合に目を向けてみると、Airbnbやcouchsurfingが既に存在する。しかし、EventCarnivalはお祭りやイベントに着目しているという点でサービスの方向性が違っている。これまで体験型のサービスであればTripppieceやVoyagenが国内では話題に上がっている。Facebookページでは約1000いいね!が集まり、そのいいね!の大半は日本人以外である。まさに、グローバルに注目を集めている。まずは、サービスローンチ後にユーザー数をどこまで伸ばすことが出来るのか、非常に注目である。

打倒Airbnb。人生最高の経験を提供する旅行プラットフォームを創る

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 斎藤氏は、競合他社としてAirbnbを意識している。Airbnbは現在時価総額1兆円となっており、直近で最も注目を集めているスタートアップ企業の一つである。株式会社カーニバルが戦う市場はグローバルに見て、非常に魅力的である。国際世界観光機関では、国際観光客数は2015年には15.6億人に増加すると言われている。

 提供するサービスは非常にシンプルで、オンライン世界で興味のあるフェスティバルを発見して、オフライン世界でフェスティバル体験をする。ここにはオンラインとオフラインの垣根は既に存在していない。まさにO2Oである。これからはAirbnbを活用して、宿を手配。その宿の周辺で行われるフェスティバルに一緒に参加を募る。異国の地に辿り着いたら、周りは異国の仲間たち。その仲間たちと人生最高の体験をする。そんな世界観がすぐそこまで来ているかもしれない。サービスの本格リリースは2014年8月1日。10億人の旅行者に人生を変えるフェスティバル体験を提供するという目標を掲げる斎藤氏。

「人生は”Life is Carnival”。一度きりの人生を全力で楽しまないとね。」

そんな斎藤氏の素直な言葉に惹かれて、世界中から尖った仲間たちが集結している。そんなまだ彼らの挑戦は始まったばかり。今後も東南アジアで躍進が期待される株式会社カーニバルから目が離せない。

▼startuphouseに泊まりたい人はこちら
http://startuphouse.asia/

▼「EventCarnival」Facebookページはこちら
https://www.facebook.com/eventcarnival.inc?fref=ts

▼インタビュー記事

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