私たちの買い物の仕方が変わる!?モバイル決済で便利になる世の中とは

WRITER : Editorial department

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引用:android

最近、会計を済ます際にスマートフォンをレジ付近のデバイスにかざす人をよく見かける。彼らはモバイル決済という方法で会計を行っている。モバイル決済にはNear Field Communication(NFC)という近距離無線通信技術が搭載されており、この技術により「かざす」だけで端末間でデータのやりとりができる。さらに、最新のモバイル決済はオンライン決済もできる。

このようにモバイル決済は現在進化しつつあり、その代表的な2つがAndroid PayとApple Payである。この記事では、この2つの最新モバイル決済を比較しながら、モバイル決済の今後について考える。

Android Payの利便性とセキュリティ面

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引用:android

今年9月にGoogleはAndroid Payを米国で開始することを発表した。Android Payは、以前開発されたGoogle Walletの次世代版である。Android Payはアプリを起動せずに利用できるようになった点で、従来のGoogle Walletより利便性が高くなった。

また、カード情報を仮想口座の番号に置き換えられるので、口座番号や個人情報の流出を防ぐことができるようになり、セキュリティ面が向上した。さらに、Android Payはスマートフォンをなくした際に、デバイス管理サービスのAndroid Device Managerを利用し、遠隔でアカウントの停止やパスワードの変更ができるなどのセキュリティ対策も行っている。

▼参照

android

Android PayとApple Payの比較

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引用:Apple Pay

Android Payはアプリ内購入ができない点でApple Payと異なる。アプリ内購入はiPhoneのアプリ内で直接課金できる機能である。

また、Apple Payはクレジットカード1回の取引につき0.15%、デビットカード1回の決済につき0.5セントの決済手数料を受け取っているが、Android Payは一切受け取っていない。これは、Android Payはモバイル決済市場への参入が遅れたため、手数料を受け取らないことでシェアの拡大を目指しているからである。決済手数料を受け取らない代わりに、Googleはクーポン、報酬、ロイヤリティープログラムをカード会社と企画して行うことで、収益を得られるのではないかとカード会社は期待している。

セキュリティ面に関しては、スマートフォンを紛失した際にAndroid Payはスマートフォン内の情報を一掃する方法をとらないが、Apple Payはとる点で多少異なる。

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▼参照

Android Device Manager

Find My iphone

Apple Pay

Apple Watch

モバイル決済の今後の展望について

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引用:The Mac Observer

モバイル決済の利用者が増えることで売る側にも買う側にもメリットがある。モバイル決済の利用者は、1つの端末で持っているすべてのカードを一括管理することができ、決済を簡単に素早く済ますことができる。

店舗側にとっては、モバイル決済の便利さがユーザーに広く認知され、利用者が増加すると、心理的な要因により客単価が上がるため導入各店舗において売り上げの増加が見込める。

さらに、クレジットカード決済の場合、決済から入金まで約一か月かかるところを、モバイル決済の場合は決済の翌日、もしくは一週間以内に入金される点においても導入店舗にはメリットがある。

▼参照

三井住友VISAカード

モバイル決済利用者を増加させることが先決

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引用:Starbucks

モバイル決済は利便性が高い決済方法ではあるが、現時点ではまだ導入店舗が少ない。店舗はモバイル決済導入時に、銀行・クレジットカード会社・POS端末やスマートフォン会社など、多くの関係会社と連絡をとり、すり合わせを行わなくてはならない上、試験運用までも行わなくてはならない。導入にあたってはこのような複雑性が伴う中で、導入店舗を増やしていかなくてはならない。

単純な比較はできないものの、モバイル決済を導入し、成功した企業にStarbucksが挙げられる。彼らはMy Starbucks Rewardという独自のモバイル決済プログラムを提供している。アプリを通してモバイル決済を利用し、Starbucksの商品を買うことで得られる星を集めることで、特典を手に入れることができるというものである。

このようにして、Starbucksは顧客ロイヤリティを高めることでモバイル決済の利用者を増やすことに成功した。同システムは2011年にリリースされ、その年にはすでに年間2600万回利用されていた。2012年には売り上げの10%、2013年には売り上げの15%が同システム経由のモバイル決済で行われるなど、確実に利用者を増やしている。

モバイル決済は顧客ロイヤリティの向上につながり、モバイル決済経由で獲得した顧客情報を顧客管理マーケティングに活用することができる。今後のモバイル決済は「ユーザーファースト」でサービスを向上させ、利用者数を拡大させていく必要がある。

▼参照

Starbucks

 

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