注目度大!2014年世界で最も成功を収めた10のリテール企業

WRITER : 野田 勝

  オムニチャネル

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2014年、技術の進歩や、顧客のライフスタイルの変化に合わせて、世界中の小売業者は各々斬新な施策に取り組み、成功を収めた企業も多い。

成功の尺度は様々だが、今回は顧客のニーズの変化に合わせて優秀な意思決定を行い、成果を上げた企業を10社を紹介したい。

参照:http://www.retaildive.com/news/10-companies-that-won-retail-in-2014/342542/

1.Apple

成功①

引用:Apple’s Fifth Avenue Store Re-Opens Today With Its Redesigned Glass Cube

Apple(以下アップル)の2014年は、スティーブ・ジョブス後任のCEOティム・クックの一年となった。5月にアメリカのオーディオ機器のブランド「Beats Electronics」の買収を発表し、同時に同社の設立者であるドクター・ドレーとジミー・アイオヴィーンをアップルの執行役員として迎え入れることも発表した。また、従来よりサイズが大きくなったiPhone6は売れ行き好調で、同社が開発するウェアラブルデバイス「AppleWatch」の発売を発表したこと、モバイルペイメントシステム「ApplePay」をリリースするなど、話題性に事欠かない一年となった。

2.Costco

成功②

引用:Costco Wholesale

Costco(以下コストコ)は、2014年の第三期レポートで、同社の既存店売上げ高が前年同期比7%増加したと発表した。コストコの成功は売上げの増加だけにどどまらず、従業員へ好待遇を行った点でも高い評価を得た。コストコは従業員に対して平均以上の時給を支払い、その上充実した手当を提供した。また、競合のウォルマートが米国の祝日である感謝祭の日に営業時間を拡大したのに対し、コストコは休業としたことでも話題を呼んだ。従業員に優しく、且つ利益をあげたことで、今回高い評価を得た。

 

3.Target

成功③

引用:Super Target

Target(以下ターゲット)は今年、新しいCEO Brian Cornellの元で、ある種の返り咲きを果たした。店舗を数店閉店させたものの、2014年第三期の売上高は前年比2.8%増を記録した。また、この成長に関して、値下げによって顧客を惹き付ける必要がなかったというから驚きだ。

ターゲットは、アメリカでECサイトを展開するCurbsideと提携し、即日商品店頭受け取りサービスを開始し、休日の無料配送サービスも始めたことで、アマゾンの対抗馬として注目を集めた。

 

4.Alibaba

成功⑤

引用:Alibaba CEO, COO Resign After Fraud Probe

中国最大のECサイトを運営するAlibaba(アリババ)は、昨年9月に米国で新規株式公開を行い、時価価値はなんと2500億ドル(約29兆円)に上った。また、中国において、一年の中で最も売上げが高まる日とされる独身の日に、一日で1兆800億円を売上げ、一日の取引額での世界最高を記録した。

5.CVS/Caremark

成功④

引用:CVS Stores Stop Selling All Tobacco Products

アメリカでドラッグストアを展開するCVS/Caremarkは、これまで同社売上げの2%相当の20億円を売り上げてきたタバコと、タバコ関連商品の販売から撤退した。主力商品から手を引いたにもかかわらず、同社2014年の売上げは前年比9.7%の成長を記録した。ドラッグストアという立場上、健康に害を及ぼすタバコの販売から撤退したことで、同社には賞賛が集まっている。

6.Etsy

成功⑥

引用:Why Etsy’s Future Depends on Redefining ‘Handmade’

Etsy(以下エッツィ)は、アメリカで人気のハンドメイド商品を取り扱うオンラインモールである。エッツィは今年、フランスでオンラインモールを運営するA Little Marketを買収した。

そして2014年4月には、エッツィの会員が、自身の商品をノードストロムなどの大手小売業者に売る手段を提供する、卸売りの業態も開始したことで話題となった。

7.Warby Parker & Birchbox

成功⑦

引用:Birchbox opens its first retail store—with natural options for healthy beauties

WarbyParker(以下ワービーパーカー)はオンラインでメガネやサングラスを販売する企業である。Birchbox(以下バーチボックス)はオンラインで高級コスメ商品のサンプルを、毎月10ドル(約1200円)で定期購入出来るサービスを提供している。両社共にEC業者でありながら、2013年に実店舗を出店しており、共にオンラインとオフラインの動線を持っている点で共通している。

特にバーチボックスは、NYで唯一出店している店舗に、ヒートセンサー、カメラやWi-Fi分析機能を搭載したiPadを導入し、顧客分析を行っている。オンラインを拠点としながら、実店舗で実際の顧客と物理的な接点を持ち、ECの売上げ増加に繋げようという試みを行っている。

8. Under Armour

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=ZY0cdXr_1MA” width=”500″]https://www.youtube.com/watch?v=ostZlQx_30c#t=134[/su_youtube]

Under Armour(以下アンダーアーマー)は、その売上げのほとんどを男性用衣料品が占めるが、2014年、約1500万ドル(約17億6千万円)を”I will what I want”キャンペーンに投入し、成長しつつある女性向け商品の売上げ増加に拍車をかけた。そのプロモーションに用いられた広告動画はミスティ・コープランドを起用して広く拡散され、再生回数は700万回を数えた

9. Zappos

成功⑨

引用:ZapposMediaKit

Zappos社(以下ザッポス)はアメリカ最大のオンライン靴店である。2009年にアマゾンに買収されている。ザッポスは社員の役職を廃止し、マネージメント構造をなくしたことで有名だったが、昨年は従来の求人広告まで廃止した。そしてSNS上に「ザッポス・インサイダー」と呼ばれるコミュニティを作り、採用活動を開始した。また、ラスベガスに第一店舗となる実店舗をオープンするなど、動きをみせた一年だった。

10. Macy’s

成功10

引用:Retail Recovery Not at Department Stores

オムニチャネル施策に取り組んでいることで有名なアメリカの大手百貨店Macy’s(以下メーシーズ)は、バーチャルフィッティングやiBeaconを用いた取り組みなど、新たな施策に取り組んでいる。また、モバイルペイメントシステムの導入にも着手するなど、最新のテクノロジーを活用し続けるメーシーズは、今後も米国百貨店業界でトップを走り続けるに違いない。

時代の変化に適応出来たものだけが生き残る小売業界

近年は技術の進歩が著しく、毎年のように新しいサービスが登場してきている。2014年はiBeaconやウェアラブルデバイス、モバイルペイメントシステムなど、今後の小売業界に大きなインパクトを与えうるサービスが登場した。その結果、顧客の購買体験はますます豊かになり、顧客はより便利に、楽しく購買できることを望むようになる。

このように、めまぐるしく変化する市場環境に適応するには、常に市場と顧客のニーズの変化を分析し、適切なタイミングで最新サービスの導入を決断することが必要だ。

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