スマホ✕アニメ✕街!『進撃の巨人』とタイアップした鉄道会社のO2O施策とは!?

WRITER : 楠富 智太

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アニメ先進国日本。近年、テレビの録画環境の普及やニコニコ動画などの動画サイトのアニメ有料配信などが発展したことともあって、アニメを娯楽として楽しむ層の拡大が進んでいる。現在は社会現象にもなっている人気キャラクター『妖怪ウォッチ』が空前の大ブームである。これらより、日本全国各地の観光地では、新たな旅客層の開拓や地域活性化を目的として、アニメや漫画などを用いたタイアップを行い、若者層や外国人観光客を地方に集客しようとする試みが盛んに行われていることはご存知だろうか。

西武鉄道が仕掛ける「スマホ✕アニメ✕街」

東京都北西部から埼玉県南西部に路線を有する「西武鉄道株式会社」は、乗降客数が1991年の180万人をピークに2012年には167万人と年々減少傾向にあった。その状況を改善する為に自社の鉄道に対するイメージ調査を行ったところ、「沿線観光地へ来訪する年齢層が高く、活気がない」、「オールドファッションなPR施策」といった意見が多数集まった。そこで若者層や外国人観光客などの新たな旅客層を開拓する事を目的として、昨年「株式会社サイバーエージェント」と共同で、”スマホ×アニメ×街”をテーマとして人気アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』とコラボレーションした『あの花Smile Check-in』を行い、大きな成功を納めた。

更に今年はその成功事例を元に新たにコンテンツを拡充し、人気アニメ『進撃の巨人』とコラボレーションした『進撃の西武鉄道 スマホスタンプラリー in 秩父』を2014年8月6日(水)から開催している。

あの花×秩父キャンペーン.jpg           進撃×秩父キャンペーン.jpg

引用元: CyberAgent『あの花Smile Check-in』プレスリリース
引用元: CyberAgent『進撃の西武鉄道 スマホスタンプラリー in 秩父』プレスリリース

 

アニメの中の場所をスマホ片手にデジタルスタンプラリー

従来のタイアップでは紙媒体でのスタンプラリーが多く利用されている。しかし、本キャンペーンでは、スマホをテーマとしている。各所に置かれているパネルからQRコードをスマートフォンで読み込みチェックインすることで、オリジナルの壁紙がもらえるなど、その日その場だけで楽しむだけのものではなく、スマートフォン上に情報を残して楽しむことができるような仕組みとなっている。

また、イベントの参加者が集う“たまり場”をオンライン上とオフライン上の両方につくり、ユーザーが自発的に情報を発信することでイベントの情報を拡散させたり、参加者の思い出づくりとなるようイベント全体を盛り上げた。更にチェックインの合計数が増えるほど抽選で貰える限定グッズが豪華になるキャンペーンを行い、リピート客の拡大を図った。

あの花×秩父キャンペーン2.jpg  あの花×秩父キャンペーン3.jpg

若年層を中心に全国各地や海外から多くの人が訪れ、約1万4880人が参加

現地というオフライン上だけでなく、オンラインを密接にイベントに絡めることで多くのユーザーが写真やテキストなどの様々な情報をネット上に発信したことにより、更なるオフラインの集客につながり、昨年は約1万4880人がイベントに参加することとなった。またキャンペーン関連のツイート数は2万を超え、リツイート経由からのユーザーへのリーチ数は117万以上にも上った。

今年も進撃の巨人といった、全く異なるアニメタイアップに意欲を見せている西武鉄道。
今回はどれほどの集客効果を得ることができるだろうか。今後の動向に期待が高まっている。

関連サイト:

サイバーエージェントニュースリリース『あの花Smile Check-in』

サイバーエージェントニュースリリース『進撃の西武鉄道 スマホスタンプラリー in 秩父』

1万5000人の旅客を秩父へ誘致、アニメタイアップのO2Oキャンペーン ~話題にしたくなる集客策のポイント~ーーSIMC2014 レポート

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