毎年1月にラスベガスで開催される世界最大級の家電展示会「CES」では、各分野において特に注目すべき製品を集めた「CES Innovation Awards」が開催されている。2014年11月に発表された「2015 CES Innovation Awards」では、「Safe Driving」や「3D Printing」など28の分野について、2014年中に発売されたプロダクトの中から100を超える製品が選出されている。今回は「年末のウェアラブル総おさらい企画」として、「Wearable Technologies」部門を受賞した18の製品を紹介する。
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1. AmpStrip
AmpStrip は、腹部に貼り付けることによって、自身の心拍を記録できるウェアラブルデバイス。心拍は、身体の状態を知るための重要なデータであり、記録・分析することによって、運動や休息の効率を高めることができる。
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FitLinxx
2. D-Shirt S (Digital Shirt Smoozi)
D-Shirt は、着るだけでランニング時の心拍、ペース、消費カロリーなどを記録できるTシャツタイプのウェアラブルデバイス。布地にセンサーが埋め込まれており、首の後ろ側に設置されたデータ記録用デバイスを取り外せば、布地部分を洗濯することもできる。
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Cityzen Sciences
3. FootLogger
FootLogger は、靴の中敷きとして使用することで、ユーザの歩行パターンを記録することができるインソール型デバイス。取得したデータを分析することによって、日々の活動記録だけでなく、脊髄・筋骨格の病気や認知症の予測をすることができる。
4. FreeWavz
FreeWavz は、装着するだけで心拍と運動情報の記録が可能なイヤホン型ウェアラブルデバイス。運動の邪魔にならないような設計がなされており、激しい運動でもパフォーマンスを発揮することができる。
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FreeWavz
5. GUESS CONNECT Smartwatch, Powered by Martian
GUESS CONNECT は、音声認識とスマートウォッチを開発するMartian Watches と、世界的ファッションブランドであるGUESS がコラボレーションしたスマートウォッチ。外見のデザインはGUESSの時計だが、メッセージの通知などのスマートウォッチとして機能を持つ。
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Martian Watches
6. InBody Band
InBody Band は医療機器メーカーであるInBody社が開発したリストバンド型ウェアラブルデバイス。日常の活動記録だけでなく、体脂肪や筋肉量の測定を可能としており、業務用の医療機器開発で蓄えたノウハウをウェアラブルデバイスに活用している。
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InBody Co., Ltd
7. InLab
InLab は、InBody Bandと同じく、医療機器メーカーであるInBody社が開発したリストバンド型ウェアラブルデバイス。ファッション性を重視しており、一体感を重視したディスプレイと、ブレスレットのようなデザインとなっている。
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InBody Co., Ltd
8. Linx IAS™
Linx IAS は、頭部への衝撃を検知することによって、脳震盪などの状態を遠隔で監視することができる頭部装着型ウェアラブルデバイス。同時に複数のデバイスを管理することができ、集団スポーツでコーチが選手達の状態をリアルタイムで把握することができる。
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BlackBox Biometrics®, Inc.
9. Moto 360
Moto 360 は、円形のディスプレイを持つスマートウォッチ。Androidスマートフォンと連携し、メールの確認や各種の通知を受けることができる。従来の腕時計と同じく、円形のディスプレイを採用したことが大きな話題となった。
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Motorola
10. Motorola MultiCollar – by Binatone
Motorola MultiCollar は、犬に装着することによって、飼い主が遠隔で犬の様子を知ることができる首輪型デバイス。デバイスには、カメラやスピーカー、GPSなどが搭載されており、飼い主はいつでも犬の位置を知ることができ、スピーカーから話しかけることもできる。
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Binatone Global
11. QardioCore
QardioCore は、胸部に装着するタイプの個人用ECG(心電図)モニター。心拍、活動量、体温、ストレスなどの情報を、医療レベルの高い精度で、日常生活の中で継続的に取得することができる。
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Qardio
12. Ring
Ring は、指を動かすだけで、家電の制御やウェブサービスの利用が可能となる日本発の指輪型ウェアラブルデバイス。クラウドファンディングで88万ドルの資金調達を行い、日本でも大きな話題となった。
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Logbar Inc.
13. Samsung Gear S
Samsung Gear S は、スマートフォンを手にすることなく、電話に出たり、メールや各種通知を確認できるスマートウォッチ。Samsung はスマートウォッチ市場において、早い時期から多くのデバイスを投入している。
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Samsung US
14. Samsung Gear VR
Samsung Gear VR は、スマートフォンを利用したモバイル向けVR(バーチャル・リアリティ)ヘッドセット。装着することによってVR映像やゲームを楽しむことができる。PC向けのVRヘッドセットを開発するOculus VR社が技術協力を行っている。
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Samsung US
15. Sensoria Fitness Socks
Sensoria Fitness Socks は、布地に編み込まれた感圧センサを利用した靴下型のウェアラブルデバイス。ランニングのフォームや速度、距離などの情報を、リアルタイムにユーザへフィードバックする。
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Sensoria Fitness
16. Valedo
Valedo は、長期的な腰の健康や、腰痛の軽減を目的としたウェアラブルデバイス。腰と胸にそれぞれデバイスを装着し、iPhone/iPad を利用することによって、モチベーションを維持しつつ、効果的なエクササイズを行うことができる。
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Hocoma
17. Visijax Cycle Jacket
Visijax Cycle Jacket は、自転車を安全に利用するために開発されたジャケット型ウェアラブルデバイス。ジャケットに内蔵された23個のLEDが、モーションセンサによって得られた情報をもとに点灯し、周辺の車のドライバーに注意を促す。
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Visijax
18. Withings Activité
Withings Activité は、アナログ時計としての機能と、活動量計としての機能を持つウェアラブルデバイス。外見は完全にアナログの腕時計であり、従来の腕時計ユーザに広く興味を持ってもらうために開発された。
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Withings
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