※この記事は、「アパレルマーケティング」より転載
ここ最近の流れとして、スタートアップのテクノロジーを大企業が導入する事例が増加傾向にあると思われる。
今月も、大きな動きがいくつつかあったので、ピックアップをして考察する。WEB接客、サイズ等の課題を解決していく流れが急速にきている。
Virtusize(ヴァーチャサイズ)
引用-Virtusize
過去に購入した商品とイラストで重ねあわせて比較ができるサービスだ。
MAGASEEKが導入してから、ユナイテットアローズ、TSIホールディングス、ディノス・セシールなど続々と導入企業が増えており、最近ではアーバンリサーチオンラインストアでも導入が決定したようだ。
サービスの認知度は上がったが、ユーザーがに使ってもらえるかが、最も重要な点である。当初よりも入力項目が変わり、ECサイトによっては、購入画面で大きく訴求もされており、今後利用するユーザーが増加していきそうだ。
LINE Pay
引用-LINE Pay
「LINE Pay」は、モバイル時代の新たな決済インフラとして、スマートフォン上における決済利用シーンの拡大を図るべく、クルーズが展開する「SHOPLIST.com by CROOZ」と「Reward by CROOZ」を皮切りに、「ZOZOTOWN」や「HMV ONLINE」などに順次「LINE Pay」の導入を進めている。
「ZOZOTOWN」ではLINEビジネスコネクトやスタンプの連携もあり、「ZOZOTOWN」の本サイト上のファーストビューに「LINE@ZOZOTOWNの告知バナー」があり、ユーザーへの認知を前回よりも強化をしており、今後の動向に注目だ。
SENSY(センシー)
引用-SENSY
ファッションセンスを学習し好みのアイテムを提案してくれるiPhoneアプリ「SENSY(センシー)」をリアル店舗で提供。ブランド用にカスタマイズしたリアル店舗向けの接客サービスである。
実証実験では、店内に設置されたタブレット端末にインストールされた「SENSY」を使って、一人ひとりの好みをヒアリングしたうえで、利用客の好みに合わせたおすすめアイテムをランキング形式で教えてくれるサービスを提供する。
販売員と「SENSY」の役割分担が難しそうそうな印象はあるが、オペレーションが組めれば、現場の負担を軽減し、よりよい店舗運営も可能になってくる。
最後に
今後、WEB接客や決済は重要になってきますが、WEB上でのデータやツールを実店舗の運営効率化や商品MDに活用する企業が増加していけば、アパレル産業も大きな革新になるのではないでしょうか。
企業は雑務から開放され、本来、やるべき業務により集中することが可能になり、良い商品をユーザーにあった形で提供できれば、テクノロジーを利用してファッション・ビジネスを加速できていると考えます。
※この記事は、「アパレルマーケティング」より転載。
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