チームラボが伝承する日本独自の「カルチャー」と「テクノロジー」

WRITER : 楠富 智太

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プログラマーや数学者、建築家やデザイナーなど、様々な分野の専門家で構成されるウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」。

2014年11月29日から2015年3月31日まで、チームラボ株式会社(以下、チームラボ)の企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」が、お台場・科学未来館で開催されている。今回はテクノロジーを用いて日本の文化を伝えるチームラボに注目して、彼らが描くビジョンに迫ってみる。

▼参照

チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地

テクノロジーとアートの最先端を走るチームラボ

チームラボは、高いテクノロジーを駆使した「日本再生」を目的として、2001年3月に、東京大学・東京工業大学の大学院生や学部生が集まって設立された。高い技術力を駆使して豊かな文化を創造し、アートやオフィス設計、システム開発など幅広いジャンルで常に新しいことにチャレンジし続けている会社だ。

ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」で手掛ける作品

チームラボを理解するために、実際に彼らが作った2つの作品を紹介することにする。

1.「世界は、解き放たれて、そして、連なっていく – 有田焼」in 有田

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=dKl9MOR3C8g&feature=youtu.be” width=”500″]https://www.youtube.com/watch?v=ostZlQx_30c#t=134[/su_youtube]

2014年11月1日~11月23日に、佐賀県有田町で、メディアアートの展覧会『Media Butterfly in Arita』が開催された。チームラボは、佐賀県立九州陶磁文化館で新作「世界は、解き放たれ、そして、連なっていく – 有田焼」をin 有田を展示した。大きな壁の前に並べられた有田焼の器に人が近づくと、有田焼に閉じ込められた世界が解き放たれ、映像として、空間に広がっていく。それぞれが互いに影響し、全体で大きな新しい世界をつくっていくというものだ。

▼参照

http://www.team-lab.com/news/sagamb2014

2.黒板の中の小人にタッチすると、世界が変化していく 「小人が住まう黒板」

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=bCUo3Xm_9Hw&feature=youtu.be” width=”500″]https://www.youtube.com/watch?v=ostZlQx_30c#t=134[/su_youtube]

チームラボは、子供向けプロダクト「小人が住まう黒板」を、マクドナルド(日本マクドナルド株式会社)の「マクドナルド 1号線池上店」、「マクドナルド 神戸大久保インター店」、「マクドナルド 36号苫小牧店」にある「デジタルプレイランド」に納入している。小人をタッチしたり、浮遊するジャボン玉をタッチすることで、 黒板の中の世界はどんどん変化していく。 小人の世界に様々なちょっかいを出して遊ぶことができる。

▼参照

http://www.team-lab.com/news/mc-blackboard

チームラボ代表猪子氏が描くビジョン

チームラボ2

引用:チームラボ

ビジョンを伝えるための1つの大きなターニングポイントは、2020年の東京オリンピックである。チームラボ代表の猪子氏は、「日本は海外諸国に対して誇示するのではなく、愛されたり尊敬されたり、ヒントにあふれたおもしろい国だと思ってもらえるようにするべきだ」と述べている。上記で紹介した通りチームラボは企業理念において、情報社会において、テクノロジー・アートなどの境界を曖昧にしながら、『実験と革新』をテーマにものを創ることによって、もしくは、創るプロセスを通して、ものごとのソリューションを提供していくといっている。企業理念の通り、近年チームラボはテクノロジーとアートを最大限に駆使して取り組みを展開している。2020年、チームラボが日本のテクノロジーとアートを伝え、その一役を担うのは間違いない。

▼参照

イノベーションに制度はいらない–チームラボ 代表 猪子氏

すでにチームラボのアート事業の売り上げの大半は海外であり、今後は現在手掛けている「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」などをグローバルに展開していく。それまでにクリエイティビティを研ぎ澄ませて、自分たちが育った日本文化の強みを生かしていく。日本文化の本質を把握して、これからも新しいものを生み出していくチームラボから引き続き目が離せない。

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