11月も終わりに近づき、クリスマスの足音が聞こえ始める時期となった。クリスマスは恋人と過ごす、という日本独特の習慣に頭を抱える人も多いであろう。クリスマスまでに恋人を作りたい!という方は、相手を見つけ、さあ食事に行くぞ!という段階で、デートに行くお店に悩むことも多いのではないか。そんなときに大活躍するアプリが「Retty」(レッティ)である。
今回はCU2O(キュート)な美女と一緒に「Retty」のサービスと、そのビジネスモデルに迫りたいと思う。
「CU2O」美女Vol.9
今回紹介してくれる美女は、聖心女子大学に通う吉田紗理(よしだ さり)ちゃん。笑顔がまぶしい20歳である。グルメに興味はあるものの、普段お店を決めるときは相手に任せることが多いそう。今回は「Retty」を使ってどんなお店を紹介してくれるのだろうか?
話題のソーシャルグルメアプリ「Retty」とは?
「Retty」は自分の行ったお店や、行きたいお店を友人と共有できるソーシャルグルメサービスである。「Retty」が「ぐるなび」や「食べログ」といったグルメ情報サービスと決定的に違う点は、ユーザーが実名で登録をし、お店の口コミを投稿するという点である。匿名ではないため、口コミの信憑性が非常に高く、初めていくお店でも、店の雰囲気や料理の味をあらかじめ把握することができる。
引用元:Retty
実際にアプリ「Retty」を使ってみる
それでは紗理ちゃんと一緒にRettyをつかってみよう。
①食べたいものから探してみる
STEP1 エリアとジャンルを選ぶ
まずは食べたいものと、お店を探したいエリアを選択する。
すると、選択したエリア、ジャンルのお店が一覧で出てくる。今回は六本木のおしゃれなカフェがターゲットだ。
STEP2 口コミを確認する
「Retty」の最大の強みは、実名口コミの豊富さである。実名故に情報の信憑性は高く、ブログのように詳細にレビューを記載しているユーザーも多い。今回、紗理ちゃんは「レトロでおしゃれなカフェ」「アイスコルネット」を決め手に「カフェ フランジパ二」に取材班を連れて行ってくれることに決めた。
カフェ フランジパ二に到着すると、さっそくお目当てのアイスコルネットを注文する紗理ちゃん。待つこと5分、アイスコルネットが到着した。
味の感想を聞くと「サクサクしていておいしい」とのことである。「冷たいソフトクリーム」×「揚げパン」という口コミは正しかったようである。
②フォローしている人のおすすめから食べたいものを探す
「Retty」は言ってみれば”グルメSNS”である。「Twitter」や「Facebook」のように友人をフォローし、その友人らが行ったお店の口コミがタイムラインに流れてくる仕組みである。また、エリアに詳しい人や、例えばカフェ巡りが好きな人など、自分と趣向が似ているユーザーをフォローすることもできる。
STEP1 タイムラインの気になる投稿に”行きたい”ボタンを押す
するとマイリストタブの”行きたい”リストに登録した店舗のページが表示される。
マイリストだけではなく、マップ表示も出来るのが「Retty」の便利な点である。例えば暇な時間に、何気なく気になるお店を行きたいリストに登録しておけば、急遽どこかでお店を探さなくては行けなくなった時に、現在地付近の行きたいお店を表示する事が出来る。
すっかりお店探しに夢中になる紗理ちゃん。気づけば15件もお店を登録していた。これでしばらくはお店選びに困る事はなさそうだ。
③まとめから探す
「Retty」では、数ある店舗情報の中から、「新宿の合コンで使えるオシャレ居酒屋11選」や「東京都内の寿司の名店10選」といった、キュレーションコンテンツも提供している。まとめのセンスが高く、思わず次々とお気に入りへ追加してしまう。
たくさん行きたいお店を登録して、紗理ちゃんもご満悦の様子である。
ネイティブ広告が好調な「Retty」その訳とは?
前述のまとめ記事の中には、記事に馴染む形で企業の広告が混ざっているものがある。これらはネイティブ広告と呼ばれ、コンテンツと一体型の広告を指す。
「Retty」は、2014 年 9 月からネイティブ広告事業に本格参入した。バナー広告に代表される従来型広告は、Webコンテンツと関係のない広告が一方的に表示されるため、ユーザーは不快感を覚えやすい。更には多くのユーザーがバナー広告に視線すら向けないという、米Nielsen Norman Groupの調査結果もある。一方でネイティブ広告はユーザーに価値のある情報を、クライアントのテーマに合わせて収集、統合したコンテンツのなかに、広告をとけ込ませる形を取っている。「Retty」が158名の閲覧者に向けて行った調査によると 「Retty」の作成したネイティブ広告を閲覧したユーザーの7割以上が、広告閲覧後に商品・ブランドの好感度が上がったと回答している。「Retty」のネイティブ広告の場合、テーマを設定して関連するレストランやバー等を集めてくるという手法を取ることができるため、「不動産会社」と「神楽坂のバー」など、一見グルメとは関係のない広告でも、自然に記事へ溶け込ませることが可能だ。
Rettyは、昨年度比990%という驚くべきスピードでユーザー数を増やしており、今年7月には月間ユニークユーザー数が400万人を突破している。今後ユーザー数が増加すれば、70%のユーザーが好印象を抱く「Retty」のネイティブ広告の価値は一層高まるだろう。
「Retty」の今後はどうなる?
「Retty」の創業者武田和也氏は、株式会社 ビジネスバンクグループが運営するReLifeのインタビューの中で、”将来的にはお店の人とユーザーを繋げるプラットホームを目指す”と語っている。同時に”「Retty」の強みは未来にフォーカスしたデータを可視化できるというところにある”とも語っている。「Retty」の行きたいリストは、未来にフォーカスしたリストであり、例えばユーザーが、次回このお店を訪れたい、と感じていることを店舗側が把握できれば、個別にクーポンを送る等、高い精度のマッチングが行える。このモデルが実現すれば、「Retty」は他のグルメサイトとは一線を画し、販促施策の効率化ソリューションを店舗に提供する事も可能になる。ここまで順調に成長してきている「Retty」であるが、今後の動向からも目が離せない。
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