「Spindle」はあなたの周囲で起きている面白いイベントや、レストランやスーパー、ミュージアムなどのお得情報をリアルタイムに発見することができるアプリケーションである。現在はオースティン、シカゴ、シアトルなどのアメリカの一部での利用に限られているが、2013年6月にTwitterが「Spindle」を買収した事をキッカケに、これから紹介する「Spindle」の機能が近いうちにTwitterを通して全世界に提供されるかもしれない。
あなたの周囲の最新ソーシャルメディア情報を自動入手
「Spindle」を使うと、自分の周囲の地域で起きているイベントや、周辺のお店のFacebookページ、Twitterのアップデート情報が自動的にアプリケーション上に流れてくる。
引用元:http://blog.spindle.com/tagged/About%20Spindle
そもそも、周辺店舗のFacebookページやTwiterアカウントがあることを知らないケースがほとんどの中で、ユーザーにとっては見落としがちな情報をまとめて見ることができる、企業にとっては自社のFacebookページやTwitterアカウントの告知が出来る対象が拡がる点が、Spindleの有益なところである。デートで二人でご飯を食べに行った先で、その近くにあるミュージアムの無料入場券情報が流れて来たら、行ってみたくならないだろうか?
地図を使って一番興味のある情報を選択
「Spindle」でキーワードを検索すると、関連するアップデート情報を地図上にピンで分かりやすく示してくれる。
例えば「手に入るチケット(Tickets Available)※こちら覚えておくと便利」と検索すると、検索したその瞬間に入手可能なチケットがあるイベントが地図上に表示される。地図を拡大して詳細を見たり、縮小して広い地域の情報を表示させることも可能だ。
通知を受け取り、興味のある情報をチェック
「お気に入りのアパレルショップは今週末セールだったかな?」
「待ち合わせ時間まで、近くで時間を潰せるところないかな…」
「近くで”ビール”に関連するイベントがあったら絶対行きたい!」
外出先で“今、この場所で”欲しい情報が誰にでもあると思います。「Spindle」にお気に入りの場所やキーワードを登録しておくと、関連する情報が更新される度に新着通知を送信してくれる。例えば「セール」「オマケ付き」「新しいメニュー」など。これで「このイベント行きたかったのに見逃してしまった‥‥」という事は無くなりそうだ!
地味に凄い!大量の店舗毎のソーシャルメディア情報を取得
地味に凄いのが、周辺のお店のFacebookページ、Twitterのアップデート情報を網羅的に取得しているところ。Facebookのフィード投稿やTwitterの更新に付いている位置情報機能を上手にCrawlingしているのではないかと思うが、オースティン、シカゴ、シアトルと順次エリアを拡大しているように情報を「Spindle」に集約出来ている点は今後のデータの活用用途が広がって非常に良い!
Twitterで「Spindle」機能が実現される未来
ここまで「Spindle」の機能を簡単に説明してきた。
やはり注目すべきは、「Spindle」がTwitterに買収されたことによるTwitterへの機能追加だ。
これまでLINE@等がO2Oの領域では一歩先んじていたが、「Spindle」機能の追加によって、街を歩いてる時にTwitterを見ておけば、自分の周囲のイベント情報やセール情報、自分の興味のあるお店の新しいメニューの情報などがほぼ勝手に流れてくるなんてユーザーからすると非常に素敵な体験である。「Spindle」アラートの精度が向上する事でよりユーザーにとって最適な情報収集を実現するし、企業側から見た場合、自分達の発信した情報のソーシャルメディアでどのくらい拡散されるのかの効果測定が出来るようになる。
そのほかにも「Shopkick」などのO2Oソリューションが引き続き注目されているように、よりユーザーの生活を豊かにするサービスが増えていくと嬉しい限りだ。
今回紹介したSpindleのFacebookページ→(https://www.facebook.com/Spindle)
SPINDLE→(http://spindle.com/)