VR × 妄想!現実とデジタル空間をつなぐ日本発の新技術 まとめ

WRITER : 今井 淳南

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VRヘッドセットが実現する「VR × 妄想」の世界

頭に装着するVR(バーチャルリアリティ)ヘッドセットに大きな注目が集まっている。Kickstarterで資金調達を行い、VRヘッドセットを開発していたOculus VRは約20億ドルでFacebookに買収され、ソニーは全世界1000万台の販売を記録した家庭用ゲーム機PlayStation4向けに独自のVRヘッドセットを開発している。既にOculus VRは開発者向けモデルを販売しており、多くのゲーム開発者がVRヘッドセットの特性を活かしたゲームを公開している。一方、日本の技術者達は、VRヘッドセットと自らの技術力を使い「画面の中の女の子と〇〇したい!」という妄想を現実化する、という果敢なチャレンジを個人レベルで多数行っている。今回はVRヘッドセットOculus Rift と独自のデバイスを組合せて、自らの妄想を現実化した日本発の事例を紹介する。

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妄想を現実化した日本発の事例

【実現可能】女の子と握手できる!

画面の中の女の子と触れ合うためには、まず挨拶として握手をするのがマナーである。それを現実化してくれるのが「@GOROman」さんが制作した「Miku Miku Akushu」だ。Oculus Rfit と3次元感触インターフェイス Novint Falcon を利用して、画面の中の女の子 (初音ミク) と握手をすることができる。握手の強さで反応が変わり、強引な握手は嫌がられてしまうので、紳士的な握手が求められる。なお、Novint Falcon は力覚(Haptic)を伝達可能なデバイスで、現実世界とバーチャル世界を触覚を通じて繋げることができる。

*Oculus Rift で 初音ミク と握手をしてみた – Miku Miku Akushu – YouTube
*@GOROman- Twitter
*Novint Falcon

【実現可能】女の子と添い寝できる!

握手で仲良くなった後は、添い寝をしてもらうことも可能だ。ねぎぽよしさんが制作した「MikuMikuSoine」は、Oculus Rift を装着して横になるだけど、女の子と添い寝することを現実化してくれる。しかも、自分の右と左の両側に女の子が添い寝してくれるので、ひとりで寂しい夜も安らかに眠ることが可能となる。残念ながら、諸事情により開発は終了されたようだが、「MikuMikuSoine」は、まさに妄想を現実化したアプリケーションだ。
*MikuMikuSoine(ミクさんと添い寝できるアプリ改)を作ってみた – ニコニコ動画
*NegipoyoChannel

【実現可能】女の子と歯磨きできる!

添い寝だけでは満足できない方には、可愛い女の子に歯磨きをしてあげる体験はいかがだろうか。触覚ハッカソン2014にて「@mohammedari」さんら4名のチームは、「VRで女の子に歯磨きしたい」という思いを現実化し、Oculus Rift を用いたシステムを完成させた。ユーザが手に持つ歯ブラシ型デバイスの位置をOculus Rift に装着したカメラが認識し、画面の中のバーチャル歯ブラシの動きに反映させる。また、TECHTILE toolkit により、実際に歯ブラシを動かしているような感触を得ることができる。
*VRで女の子に歯磨きしたい Why don’t u brush the girl’s tooth in VR? – YouTube
*「VRで女の子に歯磨きしたい」 by mohammedari│MakersHub
*techtile – TECHTILE toolkit

【実現可能】女の子とキスできる!

「女の子とキスしたい!」そんなストレートな妄想も、日本においては既に現実化されている。あるしおうねさんはOculus Rift に独自デバイスを装着することにより、画面の中の女の子とのキスすることができるシステムを開発した。この独自デバイスには、なんと女の子の唇(グミ)が搭載されており、実際に女の子の唇(グミ)の感触を味わうことが可能だ。また、独自デバイスの位置や速度を検出することにより、「顔を速く近づけ過ぎてしまい、歯が当たってお互いに痛い思いをする」という体験もできてしまう。

*初音ミクとキスしてみた – ニコニコ動画
*あるしおうね (AmadeusSVX)さん – Twitter

VRの未来と日本のオタク文化

今回は、オタク文化が根付く日本ならではの「VR × 妄想」の事例を紹介した。また、紹介しきれなかった事例も多数あり、日本におけるOculus Rift の登場による影響の大きさを伺い知ることができる。「女の子と〇〇したい!」という妄想を現実化する上で重要となるのは、対象(女の子)の存在をユーザにフィードバックすることであり、日本の技術者達はさまざまな工夫と熱意を持ってこの課題をクリアしている。そして、技術者達の個人レベルの活動を後押しするのが、ネットを中心とするオーディエンスの存在だ。この環境を作り出している日本のオタク文化は、個人レベルの技術者達の活躍の場を広げ、シリコンバレーとは違った方向性のイノベーションを生み出す力を秘めている。現実世界の体験をデジタルの世界で体験できることは、妄想の現実化だけでなく、時間や場所を超え、全世界の人々へ「体験」をコンテンツとして提供できることを意味する。今後も、VRデバイスが提供する「体験」と、日本発の「VR × 妄想」コンテンツの動向に注目して行きたい。

*[関連記事] 20億ドル以上の価値を持つVRデバイスを欲したFacebookの野望とは – O2O イノベーションラボ

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