飛び出す教科書!?本とAR技術を融合した新感覚O2Oアプリ「Popar」

WRITER : 朴 泳虎

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2014年1月ごろに、文部科学省が中学と高校の学習指導要領解説書を改訂した事 で話題となった。教科書一つにこれほどの注目が集まるのは、教育が一個人の主観や価値観を大きく左右し、ひいては国の栄枯を左右するからに他ならない。そ して近年、国の未来を決める教育という分野で、ITの力でイノベーションを起こそうとする取り組みが数多く登場し始めている。例えば、DeNAの共同創 業者である渡辺雅之氏がロンドンで立ち上げた「Quipper」は教育のロングテールを提供するプラットフォームを目指す教育サービスだ。そういった教育業界の中で、今回ご紹介するのは紙の本とデジタルを融合したARアプリのO2O事例だ。

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見て、触って理解できる。3DCGが飛び出る教科書「Popar」

「Popar」はモバイルデバイスを通して本を見ることで、従来では出来なかったCGを用いた立体的な表現を可能にしたアプリだ。例えば、アプリを起動した後、スマートフォンを本の中の専用マーカー部分にかざすと文字や写真で紹介されていた天体や宇宙船などの3DCGが現れる、といった事が可能になる。

CGは手の動きに連動し、天体をアップで見たり、回転させたり、裏側を見ることも可能で、イラストの人物が喋る機能もある。日々の学習に3DCGを用いる事で、字や写真だけでは表現する事が難しかった星の位置関係や生き物の体の構造といった内容を、より感覚的に理解する事が出来る。また、ゲーミフィケーションの要素を用いることで子どもたちを飽きさせないのも大きなメリットの一つだ。例えば、社会の教科書に載っている歴史上の人物の口から自らの歴史を教えてもらえたら、先生の授業よりもっと頭に入ってくるのではないだろうか。

高等教育でも活用されるITサービスの数々

更に、初等教育だけではなく、高等教育にもテクノロジーを活用する試みが増えてきている。代表的な例としては、スタンフォード大学などが協力して立ち上げた無料で大学のコースを受講できるサービスの「Coursera」などがある。また、日本でもリクルートがモバイル端末対応のオンライン授業を低価格で提供する「受験サプリ」をリリースするなど、裕福とは言えない家庭の子供たちにとって、以前と比べて教育を受けやすい土壌ができつつある。

未来の世界は全員がプログラマー?!

2013年末には米国のオバマ大統領がプログラミングを義務教育にする意気込みを語るなど、ますますテクノロジーが私達の生活に身近なものとなってきていることが分かる。日本でもLife is Techなど、子供向けのプログラミング教育の場が登場している。10年後の子供たちはプログラミングが出来て当たり前になっているかもしれない。教育は人類の文明を支える最も重要なものだけに、今後のテクノロジーによるイノベーションに期待が高まる。

参考URL:
http://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/3D-Space/areader.php

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