クリスマス目前!今のうちに知っておきたいプロジェクションマッピングとは?

WRITER : 岩田さゆり

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プロジェクションマッピングは、壁などの立体物に投影することで、迫力のある演出をするパフォーマンスアートである。クリスマスイルミネーションなどの際に活用され、多くの人々に注目されるようになった。

今回は、6つのプロジェクションマッピングの事例を通して今後どのようにその技術は発展していくのか考える。
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引用:Flickr

プロジェクションマッピングをご存じだろうか。2012年に東京駅、丸の内駅舎で行われたTOKYO STATION VISIONをきっかけに、多くの人がプロジェクションマッピングに注目するようになった。赤レンガでつくられた東京駅の壁面に、通常では見ることのできない迫力のある映像を投影し、人々を魅了した。

最近では、クリスマスのイルミネーションやイベントなどでプロジェクションマッピングが頻繁に活用されるようになった。今回の記事では、クリスマスイルミネーションの事例を含め、最近話題の事例を取り上げて、プロジェクションマッピングが今後どのように発展していくのか考えていきたい。

▼参照

Tokyo Station Vision

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引用:Flickr

プロジェクションマッピングとは

プロジェクションマッピングとは、立体物の面それぞれに映像を投影しする技法であり、その技法を使ったパフォーマンス・アート、広告のことである。

投影する対象を3Dモデリングや、レーザースキャナーで読み取り、表面に投影する映像と、立体で映し出す映像の両方を、投影対象にぴったりと重ねて投影することで、プロジェクションマッピングをつくっている。

現実と映像を融合させることのできる映像手法で、平らなスクリーンではなく、建築物に投影することで、迫力のある映像を映し出すことができるようになった。

 

知っておくべきプロジェクションマッピング事例3選

株式会社データ・デザインと米国DeltaSigmaの「Projection Works」

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引用:data design

 

企業にデジタルソリューションを提供している株式会社データ・デザインは、米国のDeltaSigma社と技術提携をして、3Dプロジェクションマッピングを利用した製造現場用のガイドソリューション、「Projection Works」を開発した。「Projection Works」は映像をきれいに映し出すことのできる高輝度DLPプロジェクターと3Dデジタルマッピングテクノロジーの融合によって生み出された製品である。3Dデジタルマッピング変換装置であるPVは、3Dの設計、製図された映像を高精度に映し出すことが可能だ。アナログ的な作業が多かった作業現場では、3Dの設計データを元に、作業を行うことができるようになった。

 

NECの「プロジェクションマッピングPOP」

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引用:NEC

 

ITソリューションを提供しているNECは販促用展示台にプロジェクションマッピングを利用して、「プロジェクションマッピングPOP」を販売開始した。展示台の内部にプロジェクターが設置されており、映像を映し出すことができる。音声や音楽はプロジェクターや外付けのスピーカーから流すことができる。

内部にプロジェクターが設置されているので、光の影響を受けにくく、イベントなどの明るい場所でもさまざまな角度から映像を見ることができる。

 

VJ Sauveの「Suaveciclo」

引用:VJSAUVE

 

ブラジルのメディアアート・デュオのVJ Sauveは、プロジェクションマッピングをしながら走るSauvecicloという自転車を開発した。Sauvecicleにはプロジェクター、コンピュータ、バッテリー、スピーカーが搭載されており、建物や草木などの横を通り過ぎるとデジタルアニメーション化された手書きの絵が映し出される。VJ Sauveは現在までにTrip、La cena、Homeless、Runと呼ばれる4つのショートムービーを通してメッセージ性のあるプロジェクションマッピングを提供してきた。上のショートムービーは4つのうちのHomelessという作品である。

参照▼

VJSAUVE

data design

NEC

 

2015年冬に国内で開催予定のプロジェクションマッピングイベント3選

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引用:中部国際空港セントレア

中部国際空港セントレア「Centrair Sky Story By Naked~マッピングイルミネーション~」

プロジェクションマッピングを含め、ミュージックビデオなどの多くのクリエイティブワークを手掛ける株式会社NAKEDは、2015年11月7日~2016年3月31日の間、愛知県・中部国際空港株式会社とのコラボにより、中部国際空港内の旅客ターミナルビル4階スカイデッキに体験型イルミネーションを設置する。オリジナルキャラクターの「風の精」がオーロラや流星などを見ながら世界を巡る、「風の物語」というコンセプトとしたストーリーが高さ3.8mの大きな絵本型のディスプレイに映し出される。

 

大和ハウス工業株式会社「Fireworks by Naked」

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引用:PRTIMES

 

株式会社NAKEDと大和ハウス工業株式会社は、2015年11月21日(土)~12月25日(金)に大和ハウス工業株式会社が運営する大阪の大型複合商業施設「りんくうプレジャータウンSEACLE」にプロジェクションマッピングを設置する。

りんくうプレジャータウンSEACLEにある大観覧車「りんくうの星」から下を見下ろすと、まるで花火のようなプロジェクションマッピングを見ることができる。プロジェクションマッピングは「真冬の花火大会」をイメージしてつくられている。

横浜・八景島シーパラダイス「アクアフォレスト」

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引用:横浜・八景島シーパラダイス

 

2015年11月7日~2016年2月28日の間、株式会社NAKEDと横浜・八景島シーパラダイスは、日本最大級の水族館×最新テクノロジーによる新体感型コンセプトとして、「楽園のアクアリウム 2015 WINTER」を開催する。プロジェクションマッピングが施されているのは、「トロピカルアクアフォレスト」と呼ばれるセクションだ。トロピカルアクアフォレストは、5万尾のイワシの大群とプロジェクションマッピングが融合した映像を高さ8mの大水槽が設置してある吹き抜けの円形の空間で鑑賞することができる。

 

▼参照

株式会社NAKED

りんくうプレジャータウンSEACLE

横浜・八景島シーパラダイス

プロジェクションマッピングの今後の展望

現在、プロジェクションマッピングはユーザーが見て感動をするエンターテインメント性のあるものであるが、今後は、その技術を応用することでユーザーにとってただ見るだけのものではなく、ユーザーの生活に影響を与えるものに変化していく可能性がある。

例えば、AR(拡張現実)技術のアプリを提供しているアララ株式会社はNewBalanceとコラボをし、靴に映像を当てて様々な柄に変化させるプロジェクションマッピングの演出を行うなど、将来的には買い物をする際に服や靴を脱ぎ着することなく、プロジェクションマッピングによって試着を簡単にできるようになるはずである。

人々を魅了するプロジェクションマッピングが、今後はアートの世界だけではなく、ユーザーの生活に影響を与えるような新しい価値を見出す時代も遠くない。

 

▼参照

アララ株式会社

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