フリークアウト第1号社員が挑む、不動産世界のシェアリングプラットフォーム【後編】

WRITER : Editorial department

  最新テクノロジー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

三瓶02

引用:SHOPCOUNTER

「SHOPCOUNTER」を運営する株式会社カウンターワークス代表取締役CEO 三瓶直樹氏(以下、三瓶氏)のインタビュー記事として、前編では三瓶氏の前職であるフリークアウトを辞めて起業するに至った理由、インターネットビジネスからリアルでのサービス提供を行うことになった背景についてまとめている。

後編となる今回は、「SHOPCOUNTER」のサービスの概要とともに、「SHOPCOUNTER」が描く小売店舗の未来像について語っていただいた。

▼関連記事

フリークアウト第1号社員が挑む、不動産世界のシェアリングプラットフォーム【前編】

出店先となるサプライサイドの充実が、サービス成功の鍵となる

三瓶03 引用:SHOPCOUNTER

-現状、SHOPCOUNTERの想定するターゲットはどこになるのでしょうか?

三瓶氏:いまはECでの販売が中心のメーカーや、小売店に使ってもらいたいと考えていますね。彼らは先ほども述べたように、どこかで実際にお客さんと接点を持ちたい、という分かりやすいニーズがあります。その場所を提供するという意味で、価値を提供できたらと考えております。

ターゲットのサイズは特に考えていません。我々が用意している場所も、1日1500円ほどのカフェの中にある棚という場合もあれば、1日40万円くらいのスペースもあり、様々な目的でご利用いただいています。

 

-場所の仕入れはどのようにされているのですか?

三瓶氏:これはドアノックでやっていますね。今は地道に足を使って仕入先を増やしています。

 

-什器の調達のような、ショップの開店に必要な部材はどのように集めることになるのですか?

三瓶氏:今はオフラインでお付き合いのある業者さんを紹介していますが、今後はオンラインで什器なども含めて予約できるような仕組みをつくって、「SHOPCOUNTER」がサードパーティも含めたプラットフォームのような存在になれればと考えています。

 

-今後は大手の小売業者のテストマーケティングなどで使われることもあるかと思うんですが、その他にもどのようなターゲットに広げていこうとお考えでしょうか?

三瓶氏:テストマーケティングへの活用というのは、まさに今後のターゲットになっていきますね。最近であったのは、逆にECサイトをこれから作っていくという会社さんで、東京以外のマーケットで商品が売れるのかをまずはリアルからテストマーケティングしたいというニーズがありました。

また今後は、オンラインとオフラインの垣根がなくなってくる中で、購入などのトランザクションはウェブで、ブランディング施策の一環や、体験価値を上げたり、新規顧客へのリーチなどそういった部分でリアルをうまく使ってくれたらと思います。

 

-このポップアップショップというビジネスを、成功に導く秘訣は何があるとお考えでしょうか?

三瓶氏:お店を出店したいというデマンドサイドのニーズは間違いなくあります。ただ出店先のスペースとなるサプライサイドを集めるのが難しいですね。今はとにかく良いスペースをたくさん集めることに注力しています。ここを増やしながら、利用者を増やしていくことが直近では必要なことかと思います。

SHOPCOUNTERがつくり出す、不動産の新しいカタチ

三瓶04

引用:SHOPCOUNTER

-「SHOPCOUNTER」の先にある世界観や、生み出そうとしている顧客価値を教えていただけますでしょうか?

三瓶氏:適切なタイミングで適切な場所で、適切な人たちに、商品を売る人が自分たちのプロダクトを届けることができるという世界観をつくっていきたいですね。例えば、来年の冬くらいに出す商品があったとします。そのターゲットや商圏の仮説がある場合に、普通の店舗だと簡単に出店することは難しい。でも、ポップアップショップだとそれが可能になる。商品を届けたい人たちに、適切なタイミングで、リアルに接触できるという世界観は、この形態ならではだと思っています。

 

-さらに今後は、商品を売りたい人がオンラインで条件をいれると、その条件に最適な物件がおすすめされたりするイメージなのでしょうか?

三瓶氏:まさにその通りです。この仕組みも、実現可能だと考えています。例えば、同じ場所にある同じ物件で、あるときは下着屋さんが入っており、あるときはアイスクリーム屋さんが入っているということもポップアップショップでは考えられます。これらの成果の違いがデータとして蓄積できれば、スタバやマックのような大手の飲食店のように、中小店舗でも出店戦略に使えるようなデータを提供することができるのではないかと考えています。

 

-「SHOPCOUNTER」を通じて、不動産業界を変えていくために必要なことは何でしょうか?

三瓶氏:正直今は、地道に話をして説いていくしかないと考えています。

ただ不動産業界の課題として、空中階や大通りから一本入ったところに空き店舗が多かったりするんですね。まずはそのようなところからでも、有効に使ってみないかという価値付けしていくことから始めています。

また一方で、デマンド側のEC中心でやっているお客さんは、必ずしも人通りの多い路面ではなくてもいいと考えている。そのようなところで、需給バランスを整えていきたいと考えています。

これからの未来においても、リアル店舗という存在は、ECサイトではなかなかできない、顧客のライフタイムバリューを伸ばすことに貢献できるのではないのでしょうか。デマンドサイドも、お客さんの顔が見えるということに満足していただいています。

ポップアップショップという形態を通じて、不動産業界の変革に挑む三瓶氏率いるカウンターワークス。商品を出店する側には単なるマーケティング施策ではなく、ブランドの顧客価値を高める接点として、出店スペースとなる店舗側にも、施設価値を高めるものとして、ますます注目され始めている。

これからのさらなるサービス拡大と、不動産の既成概念の変革に注目したい。

▼関連記事

フリークアウト第1号社員が挑む、不動産世界のシェアリングプラットフォーム【前編】

「シェアリングエコノミー」Amazonの商品を一般人が配送する時代に?

 UberがO2Oサービス「CORNER STORE」テストリリース!その先にある展開とは?

 

▼今回ご紹介したSHOPCOUNTERのHPはこちらです。ぜひチェックしていただき、皆様も気軽に出店してみてはいかがでしょうか?

https://shopcounter.jp/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

各種お問い合わせはこちらから

  • マーケティング資料請求
  • お問い合わせ
  • 会社資料請求

あなたにオススメの記事

  • 人工知能の全貌に迫る!人工知能の活用事例10選

  • 今、数々のファッションブランドが飲食業界への参入を急ぐ理由

  • シリコンバレーの大企業が注目するグラフデータベースとは?その魅力に迫る!

  • どうなる3Dプリント業界? "幻滅期"を抜け出すカギはどこにあるのか

  • 【連載企画】今世界で注目を集める「ディープラーニング(Deep Learning)」とはなにか

  • 【連載企画】いま、ファッション業界でIT革命が起きている

  • シリコンバレーの天才達が土日も休まず働く理由

  • もし桃太郎が現代のWebマーケティングで鬼退治をしたら