オキュラスが買収したスタートアップ2社が作り出す仮想現実の世界とは?

WRITER : Editorial department

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VR記事

引用:www.forbes.com

最近コンピュータビジョンと呼ばれる、人間の視覚情報を、コンピューターに認識・処理させる技術が注目されている。コンピュータビジョンは、もともとCTスキャンなどの医療分野や、衛星からの画像処置などに活用されていた技術である。

そのコンピュータービジョンが、最近では仮想現実(以下VRと表記)の根幹を担う技術として取り上げられている。

今回の記事では、ヘッドセットを通じてVRの世界を一般に広げた、アメリカのOculusVR社が、2014年12月にスタートアップを2社買収した事例から、仮想現実の世界を紐解いていく。

またOculus VR社自体も、2014年7月にFacebookに約20億ドルという破格の値段で買収されている。

▼参照

http://www.roadtovr.com/oculus-acquires-nimble-vr-13th-lab-chris-bregler-computer-vision/

ハンドトラッキングカメラ技術を開発するNimbleVR

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=v_U3BmDlmtc” width=”500″]https://www.youtube.com/watch?v=ostZlQx_30c#t=134[/su_youtube]

NimbleVR社は、2012年に設立されたベンチャーで、VRのスケレタルハンドトラッキングと呼ばれる、ユーザーの手の動きを追う技術を可能にするカメラの開発を行っていた。

「Kinect」や「LeapMotion」コントローラのように、赤外線を使った深度検知カメラに同社が開発したシステムを搭載し、OculusRift上部にマウントさせることで、ユーザーが身振りでコントロールを行い、仮想世界内の3Dオブジェクトを手で扱うことを可能にする。

OculusRiftは現在、公式にはハンドトラッキングに対応していないが、今回の買収によって、近いうちにハンドトラッキングの機能を実装するはずである。ハンドトラッキングに対応すると、VRの世界でユーザーが自らの体の動きを見ることが出来るため、よりリアルに近い体験をすることが可能になる。

またNimbleVR社は、OculusVR社による買収が決まるまで、キックスターターで13.5万ドルを集めていた。しかし今回の買収により、キックスターターでの募集が打ち切られるという珍しいケースとなった。

3Dモデリング技術を有する13thLab

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=rA2NI4NgsV0″ width=”500″]https://www.youtube.com/watch?v=ostZlQx_30c#t=134[/su_youtube]

13thLab社は、2010年にスウェーデンで設立されたベンチャーで、AR(拡張現実)と3Dモデリングの開発を手がけている。3Dモデリングとは、3Dモデラーと呼ばれるソフトを利用して、3Dデータを作成することを指す。

その中でも、13thLab社は自社でリアルタイム3Dモデリング技術を開発しているほか、自己位置推定と地図構築を同時に行なう手法「SLAM」を使用した、スマートフォン/タブレット向けARアプリも提供している。「SLAM」を用いることで、上記の動画中にあるように、ユーザーが移動しながら、拡張現実の世界と現実世界を結びつけることができる。

今回の買収によってOculusRiftは、自分が現実世界で見ている風景を仮想現実の世界で再現しながら、現実とは異なる状況を作ることが可能になる。

モーションキャプチャーの権威クリス・ブレグラーの参画

最後にOculusVR社は、上述のスタートアップ2社の買収に加え、モーションキャプチャーのスペシャリストであるクリス・ブレグラーの参画も発表した。モーションキャプチャーとは、実際の人間の動きをデジタル上に記録する技術のことである。

クリス・プレグラーは、映画「ローン・レンジャー」や「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の製作に携わり、2014年のアカデミー賞視覚効果賞にノミネートされている。

VRの世界はどこまで進歩するか?

今回の買収によってOculusVR社は最先端の技術と優秀な人材を手にした。これによって、仮想現実の世界に、自分の体や今いる現実世界の風景を映し出すことが可能になった。

このようにテクノロジーはまだまだイノベーションを起こし続ける。Facebookの創業者マークサッカーバークも述べているように、SFの世界はもうすぐそこに迫っている。

テクノロジーによって実現可能になることが増えてくる中で、SF映画のような世界を創り出すためには、テクノロジーだけでなく、人間のクリエイティブさも必要になってくる。このテクノロジーとクリエイティブの掛け合わせによって、優れたイノベーションは生まれてくるはずだ。

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