情報格差打破の鍵を握る「ウェアラブルデバイス」と「ライフログ」の真価とは

WRITER : 今井 淳南

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ライフログとは人間のさまざまな行動や体験を記録したデータである。その形式はさまざまで、訪れた場所、睡眠時間、食事の写真、電子メールやFacebookなどの投稿も、一種のライフログとなる。蓄積されたライフログのデータを分析することで、自分の生活習慣や趣味思考、さらには人間関係まで視覚化することができる。

リストバンド型が火を付けたウェアラブルデバイスブーム


日本での人気が高まりつつある『Jawbone UP』や『Fuelband』、『Fitbit Flex』などのリストバンド型センサデバイス。これらのデバイスは、ウェアラブルデバイスと呼ばれ、身につけているだけで、運動量や睡眠量などのライフログを自動で記録することができる。さらに多くの情報を取得するために、歯の中にセンサを埋め込み、食事や喫煙、会話内容などを認識する研究も進められている。

ウェアラブルテクノロジー市場は拡大の兆し。2016年には60億ドル規模に

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IHS Wearable Technology Market to Exceed $6 Billion by 2016

2016年には60億ドル規模に成長する予測されるウェアラブルテクノロジー市場。リストバンド型ウェアラブルデバイスは、主にスポーツやフィットネスの分野に向けて開発され、健康管理を目的としている。しかし、今後の活用が期待されているのが、蓄積されたライフログデータのマーケティングへの活用である。例えば、ライフログからユーザの生活習慣を解析し、適切なタイミングで健康管理のアドバイスがもらえる仕組みなどが考えられている。運動不足のユーザには、「今日はいつもより手前の駅で降りて、ちょっと歩いてみませんか」とシステム側が声をかけてくれたり、睡眠が浅いユーザには「軽く運動してみましょう、あるいは寝具を替えてみませんか?」と改善策を提示してくれる。また、アドバイスの内容に関連して、ユーザが興味を持ちそうな商品広告やサービスの提案も可能だ。

ウェアラブルデバイスの普及でデジタル・デバイドは打破されるか

服を着るようにセンサデバイスを装着する、そんな時代がまもなく到来する。技術の発展により、センサデバイスの小型化、軽量化が進み、毎日着ている服のように、その存在を意識せずに生活が可能になる。わたしたちの普段の生活に溶け込んだセンサデバイスは、ユーザが行動する度に、記録操作を行わなくても、さまざまなライフログを自動で記録してくれる。「身に付けるだけの手軽さ」は利便性だけでなく、誰でも簡単にサービスを受けられることを意味する。ウェアラブルデバイスは、デジタル・デバイド (IT技術を使いこなせる人と使いこなせない人の間に発生するさまざな格差)を解消し、老若男女すべての人が情報化社会の恩恵を受けられる新しい時代の鍵を握っていると言える。

UP by Jawbone(https://jawbone.com/up
Nike+ Fuelband(http://www.nike.com/cdp/fuelband/us/en_us/
Fitbit Flex(http://www.fitbit.com/jp/flex

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