圧倒的な臨場感!東京ゲームショウでも紹介されたVRゲームの今後に迫る

WRITER : 朴 泳虎

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引用:SiliconEra

VRとは拡張現実技術のことを指す。ヘッドマウントディスプレイを装着することでユーザの視界を完全に覆って映像を表示し、センサにより感知した頭の動きに合わせて映像を動かすことで、まるで自分が仮想空間の中に居るような体験をすることができる。

様々な用途での活用が期待されている同技術だが、特にゲーム業界はVRの活用が最も進んでいる領域の一つである。9月18日~9月20日に開催された東京ゲームショウではVR対応したゲームのデモコーナーが設けられ、参加者から大きな注目を集めた。今回はゲームに活用されている最先端技術と、それらのビジネスの展望についてご紹介したい。

圧倒的な臨場感を実現した次世代ゲーム

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引用:MMO`s.com

東京ゲームショウではソニー、オキュラス、グリーなどの企業がVRヘッドマウントディスプレイ「Occulus Rift」を使用したゲームのデモを公開した。中でも、ソニーのPlay Station VRのブースでは従来の人気コンテンツをVR向けにリメイクしたデモが設置されたことで、従来のゲームファンを熱狂させた。

特にファイナルファンタジーXIVでは、実際に巨大な敵を見上げながらプレイする形になり、ディスプレイでは表現できない圧倒的な臨場感を実現したことで大変な話題を呼んだ。

既存コンテンツをVR対応させるだけでもユーザー体験は大きく変わり、話題性も十分である。メーカーは新しいコンテンツを開発するリスクを犯さずに、既存のコンテンツ資産を活用することができるため、今後は有名シリーズのVR化が進むと思われる。

VRゲームが今後直面する課題とは?

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引用:Jarock

VRはまだ新しい分野であるため、未知の部分が大きい。特にVRゲームの開発において大きな課題となるのは下記の二つだと言われている。

既存のゲーム作成方法論との乖離

もちろん、ゲームの開発手法はメーカー毎に異なるが、中でもVRゲームの開発は今までとは違った考え方が必要になってくる。というのも、従来のゲーム開発ではグラフィックやゲームシステムのクオリティを高めることが主眼に置かれていたのに対して、VRは没入感やリアリティがユーザー体験の最も重要な要素になるので、従来は最後の仕上げでしかなかったリアル感を出すための演出の優先度が非常に高くなる。また、リアル感を演出するための手法(例:キャラクターに接近すると相手が反応する)も作り手側にとっては未知数な部分が多いので、手探りで一つ一つ見つけていく必要がある。

技術開発リスク

上記に付随する形で発生する課題として、技術開発リスクが挙げられる。新しい技術、あるいは仕組みを開発する際には、当然ながら相応の費用と時間が必要になる。しかし、新しい分野であるため、費用対効果については不確定な部分が大きい。かといって、技術開発に乗り遅れれば、時代遅れになり市場から淘汰される恐れもある、といったジレンマが生じているのだ。

ゲーム業界においてもう少し具体的な例を出すならば、VRが一気に普及する為には代表的なソフトが必要不可欠である。しかし、メーカーが既に収益の方法論を確立している従来の据え置きゲーム機とは異なり、VRは新規デバイスを用いる必要があるため、大手メーカーも開発に及び腰になっている。とは言え、取り組まなければ海外勢に先手を打たれ、大きく水をあけられることになる。

VRゲームの未来

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引用:TheGurdian

今後のVRゲームの展望として、下記の二つが起こると言われている。

ハードウェアの進化

VRデバイスの一般化により、性能向上・価格低下に向かうことは必然と言って良いだろう。2014年7月に発売された、もっともポピュラーなVRデバイスである「Oculus Rift DK2」は$350(約43,200円)だが、更に高性能かつ低価格のデバイスがこれから出てくるはずだ。

また、現在スタンダードになっている光学レンズ型から、将来的には網膜照射型&視線トラッキング型へ移行していくと言われている。光学レンズ型の場合、装着した人はプロジェクターのように投影した映像を見る形になるが、微妙なスケール感のズレが発生してしまう。網膜照射型は目に直接映像を照射することでそのズレを解消することができる。しかし、当然ながら目を動かすと照射位置とズレてしまうため、精度の高い視線トラッキング機能が必要になる、というわけだ。

キラーコンテンツの登場

VR技術が成熟するにつれ、一般向けにVRゲームが販売されるようになる。その際には、本稿で示したような理由から、従来のゲームメーカーが既に保有している有名タイトルのシリーズとして発売される可能性が非常に高い。それらがキラーコンテンツとなることで、更にVRデバイスの一般化が進み、徐々に新シリーズなども増えてくる形になることが予想される。

大きな変化を見せるVRゲームの今後から目が離せない。

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