スポーツのあり方に大きなインパクトを与えたテクノロジー3選

WRITER : 朴 泳虎

  ウェアラブル

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今年の9月10~11日、サンフランシスコで「 The Wearable Tech In Sport Summit」が開催された。このイベントはウェアラブルデバイスの登場により、大きな変化を迎えようとしているスポーツの未来の展望についてディスカッションすることを目的として、adidas、Motorola、Redbullなどの企業がスポンサーとなり開催された。

この様に、近年スポーツ領域での、テクノロジーの活用が進んでいる。

例えば米国では、2013~2014年の間に330万代のフィットネス系のウェアラブル機器が販売され、2015年だけでもフィットネス用のウェアラブルデバイスは既に18機種以上発売されている。ウェアラブルデバイス以外にも、スポーツ領域でのテクノロジー活用が急速に進み始めている。今回は、スポーツ領域に大きなインパクトを与えたテクノロジーについて紹介したい。

スポーツ領域におけるテクノロジー活用事例

動画テクノロジー

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引用:lboro

ラグビー、テニス、サッカーといったスポーツでは既に動画判定などが一般的なものになっている。動画撮影技術の発展により、人間の目では判断が難しいプレーでも、スローモーションで動画を作成することで正確な判定が可能になった。

具体的な仕組みとしては、FIFA(国際サッカー連盟)から承認されているHawk-Eye社製品の場合、スタジアム内に設置された14個の高速度カメラが画像処理によってフィールド内のボールを認識して、ボールの動きを5mmの精度で正確に判断している。ゴールラインを超えたとシステムが判断した場合、審判の腕時計が振動し、画面にGOALと表示されることで認定を知らせる。

こうしたビデオ判定の導入により、判定の精度が向上したため、選手の不正が抑制され、よりフェアになったという声も多い。また、試合後に個々のプレイヤーの動きの詳細をビデオで確認することにより、改善のための参考にしたり、より適正な評価を下すことが可能となった。

小型センサー

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引用:metrifit

Fitbitのようなスポーツ用ウェアラブルデバイスを装着することで、トレーニング中のパフォーマンス(走行距離、消費カロリー数、筋肉不可など)を正確に計測するといったことが既に一般的になりつつある。アスリートにとって日々の練習(効率)は最も重要なものであり、パフォーマンスを正確に計測することによって適正なトレーニング(量・種類)を行うことができる。

また、テニスでは、ラケットにセンサーを取り付けることで、スイングの速度、回数、種類、ボールの回転数、速度、インパクト位置を計測して、個人のプレーの傾向を可視化・分析することができるデバイス・アプリがソニーから発売されている。

今後の展望としては、他のスポーツへの展開や、計測したデータを元に機械が自動でアドバイスを行うといったことが考えられるだろう。

データアナリティクス

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引用:Opta

ビッグデータ解析が世界を変えると叫ばれる今、その波はスポーツ界にも押し寄せている。既に多くのスポーツでプレー中のデータが取得・分析されており、スポーツ専門のデータ分析会社も存在する。中でも、米国のOpta社は1996年からサッカー、ラグビーを中心に試合中のプレーを分析・可視化するサービスを提供している。上の画像は画像処理によりパスの動線、選手の滞在位置を可視化したものである。同社のクライアントにはプレミアリーグのChealsea FCや大手メディアのCNNなどが名を連ねている。

感覚の世界であったスポーツ界にデータ分析を持ち込む流れは今後、益々増えていくものと考えられる。当分はあくまで監督やコーチの意思決定のサポートに留まると予想されるが、人工知能技術が発展することにより、コンピューターにより運営されるスポーツチームなども登場するかもしれない。

文明と共に進化するスポーツ

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引用:IPP Digital

スポーツは文明と共に進化するものである。古代オリンピックが行われていた紀元前からから現在まで、文明が発展すると共にスポーツは様々な形で進化を遂げてきた。

今後も、人間の文明がある限りスポーツは存在し続けるといっても過言ではないだろう。そして、我々の社会はIT革命により大きな転換期を迎えようとしている。これは同時に、スポーツもまた新たなステージへと到達することを示しているのかもしれない。O2Oイノベーションラボでは、今後もスポーツ領域におけるテクノロジー活用についてお伝えして行きたい。

 

▼参照

CIO.com

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