「パチンッ」と鳴らして家電を操作する魔法のようなIoTデバイス「Listnr」

WRITER : 楠富 智太

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引用:Listnr

近年IoT市場は拡大してきており、今後多くのデバイスがインターネットに接続されることが予測される。IDC Japan 株式会社の予測によると、国内IoT市場の売上規模は2018年までに現在のほぼ2倍となる21兆1,240億円まで成長するという。そこで今回は、注目のIoT市場から、音声で家電を制御するデバイス「Listnr」を紹介し、私たちの生活にどのようなメリットがあるのかを解説したい。

▼参照

国内IoT市場 2013年の実績と2014年~2018年の予測/IDC Japan 株式会社

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音を解析して家電をコントロールするIoTデバイス

「Listnr」を開発している「Interphenom」は、日本のボタニカルデザイナーである江原理恵氏が「DMM.make AKIBA」(※)にアイデアを持ち込んだことが発端となり、同施設に入居していたCerevoの中山浩一氏を代表として、Listnrを開発・生産するために設立されたスタートアップだ。「Interphenom」はKickstarterでクラウドファンディングを行い、資金調達を開始している。

(※「DMM.make AKIBA」は、2014年11月に開設されたハードウェア開発者用の施設。)

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引用:Listnr

「Listnr」は、搭載したマイクを通じて収集した音声データをクラウドに送信して解析し、特定の音が確認された場合には、スマートフォンや家電に働きかけ、解析結果に応じたアクションを起こすことが出来るデバイスだ。例えば、指を「パチンッ」とならして家電の電源をつけたり、帰宅して足を「トントンッ」と鳴らすことで、電気をつけたりすることができる。

 

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赤ちゃんの声を分析し遠隔の母親に状況を通知する

 

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引用:Listnr

また、赤ちゃんの「泣く」「笑う」喃語(赤ちゃんが発する意味の無い言葉)」を解析して赤ちゃんの状態を機械が把握し、ユーザーのスマートフォンにアイコンと共に知らせる機能も搭載されている。常に赤ちゃんの様子が気になる母親にとっては非常に便利な機能だ。

これらのデータを蓄積して分析することで、母親は赤ちゃんの様子を詳細に把握することができ、育児ストレスの軽減に繋がることが期待されている。

今後、さらなる機能の追加や開発者向けAPIの公開も予定しており、クラウドファンディングに成功すれば、すぐにでも製品化の目処が立ちそうだ。

機械と機械が互いに制御しあうIoTの時代が到来する

IoTの技術が進歩し、あらゆるモノがインターネットに接続されることで、機械と機械が相互に影響しあって、自動的に私たちの生活を快適にする時代が到来する。M2M(Machine to Machine)と呼ばれるこの概念は、IoT時代の中心を担う考え方だ。今回は音声を解析するセンサーと家電が相互に作用し、半自動的に電源が入るシステムを取り上げたが、これはほんの一例であり、今後は映像や香り、温度などを計測するセンサーをトリガーにして、あらゆるものが自動的に、最適な形で作動していく。そんな便利な世界はもうすぐそこまで来ている。

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