透明のフィルムを貼るだけでタッチパネルに変身!「NanoBud」

WRITER : 楠富 智太

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日々新たに登場するウェアラブルデバイスをはじめ、デジタルデバイスに革命をもたらすタッチセンシティブ・フィルムが登場した。

富士経済調査によると、2018年のタッチパネルの世界市場は、2013年比26.4%増の3兆1,866億円と予想されている。スマートフォンで低価格のタッチパネルの需要が拡大するほか、タブレット端末は、2018年には面積ベースでスマートフォンと同規模に増加するとみられている。また、ノートPC・車載用途での需要増も期待されている。

そんな中、今回はフィンランドでタッチスクリーンを開発しているCanatu社が開発した、どのような形状の表面でも、タッチ操作ができるようにしてしまう柔軟で透明なフィルム「NanoBud(ナノバッド)」を紹介する。

あらゆる形状のモノをフィルムを貼るだけでタッチパネルに

「NanoBud」は、様々な形状の表面を貼るだけで、タッチセンサーに変えることができる。

例えば、自動車の曲面であるダッシュボード上をタッチセンサーに変えることができたり、この「NanoBud」をヘッドフォンのケーブルに巻き付ければそれがタッチセンサーに変わる。

その他にも「NanoBud」は、今とは当たり前となった様々スマートデバイスや他の曲面の多いウェアラブルデバイスにも使えるようになる。

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このフィルムが開発されたことによって、多くのデザイナーは、タッチセンサー部分の形状を平面にする必要がなくなり、今よりも幅広い表現をすることができるようになる。

これまでもいくつかのメーカーは、より柔軟なタッチスクリーンをつくるためにカーボンナノチューブを採用した開発を進めてきていたが、いずれも電導性の低さや製造コストの高さを克服できなかった。

これらの問題をCanatu社のハイブリッド・フィルムは解決し、低コストで大量生産できるようになったのだ。Canatu社は2015年には、毎月数十万台も製造されるスマートフォンをカバーできる「ナノバッド」の生産体制を整える予定だ。

デジタルデバイスがより身近になる

「NanoBud」の課題は、まだ大きなスクリーンには適していないという点だ。しかし、まずはモバイルデバイスやウェアラブルデバイスで実用化され、いずれ大型の機器にも対応するようになる。

私たちの身の回りにあるデジタルデバイスが、より自由なデザインに変わっていくかもしれない。より違和感なく私たちの生活にデジタルデバイスが馴染むことで、また新たな体験ができるようになる。目の前の至るところにタッチパネルがある生活はそう遠い未来の話ではない。

 

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