IoTの真価とは?我々の生活を一変させる4種のデータ

WRITER : 朴 泳虎

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IoTとビッグデータ、両者は昨今のIT界隈を賑わすホットワードである。キーワードの検索ボリュームを見ることのできるGoogle Trendで調べてみると、二つのキーワードの検索ボリュームが2011年以降徐々に伸びてきていることが見て取れる。

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IoTとビッグデータ、この二つは切っても切れない関係にあり、相互に作用しあうことで、驚くべき相乗効果をもたらすことができる。今回は、IoTがビッグデータにもたらす変化と、それが我々の生活にどのような影響をあたえるのかについてご紹介したい。

 

IoTのネットワークは私達の身の回りを可視化する

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引用:Computer Weekly

IoTとは、あらゆるモノにセンサーが搭載され、相互接続されることにより、巨大なネットワークが形成されるという考え方である。

IoTの最も重要な恩恵の一つは、私達の身の回りの状況を監視・計測できる範囲・粒度が飛躍的に向上する点だ。

例えば、Apple Watchのようなウェアラブルデバイスを装着することで、運動中の詳細なデータ(心拍数、歩行数、消費カロリーなど)を計測して、ユーザーに関する運動中のパフォーマンスを把握できるようになる。そうしたたデータを元に最適な運動メニューを提示することもできる。

このように、IoTデバイスから取得したデータを解析することで、機械や人間の行動を最適化するといったことが可能となるのだ。

しかし、留意しなければならないのは、本質的に重要なのは多種・大量のデータを取得することではなく、ユーザーにとって重要なデータは何かを理解し、効果的にデータを取得・活用することである。

▼参考記事

【連載企画】全世界的な広がりを見せるIoTの全貌に迫る

 

IoTから得られる4種の有用なデータ

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引用:IoT World

では、実際にユーザーにとって価値のあるデータとは何なのだろうか?IoTデバイスから得られるデータをは主に以下の4つのカテゴリに分けられる。

状態データ

モノの状態に関するデータ。センサーを活用することでモノの状態を常時監視して把握することができる。例えば、スマート冷蔵庫に搭載されたセンサーで冷蔵庫内の食品の冷え具合を計測したり、駐車場にカメラを設置して空き状況をリアルタイムで把握するといった使い方が考えられる。先に挙げたウェアラブルデバイスで運動中の身体データを計測するのも状態データに該当する。

位置データ

モノの位置に関するデータ。モノがどこにあるのかを把握することができる。身近な例では、スマートフォンにはGPSという衛星測位システムが搭載されている。GPSにより、自分がどこにいるのかを把握して地図アプリで目的地までの道のりを表示したりすることが可能になっている。

他にも、車にGPSを搭載して車を停めた場所を瞬時に把握したり、子供にウェアラブルデバイスを持たせて迷子になった際にすぐに見つけられるようにするといった使い方が考えられる。

個人識別データ

個人の識別に関するデータ。IoTデバイスが発する信号やIDなどから個人を「識別する」ことができる。注意して欲しいのは個人を「特定」する個人情報といったものとは全く違うということだ。例えば、スマートフォンが持つ固有のアドレスを検出することで、個人がどこに何分いて、過去に何回来ていたかといったことは把握できるが、その人がどこの誰なのか、といったことは分からない。

個人を識別する大きなメリットの一つは、人を行動の特徴に合わせて分類できることだ。

例えば個人を識別することで、ある人が以前にこの服屋に2回訪れていて、その度にジーンズの近くで5分以上滞在していた場合、ジーンズのクーポン券をスマートフォンに配信して購入を促す、といったことが可能になる。

フィードバックデータ

製品やサービスがユーザーの手に渡った後の使用状況に関するデータ。製品の使用状況に関するデータを取得することで、想定していた使われ方がされているのか、何か問題は発生していないか、といったことをメーカー側が把握できる。こちらはモノの状態に関するデータと少し似ているが、ユーザー目線を主軸とする状態データに対して、フィードバックデータはメーカー側を主軸としている。

例えば、掃除機にフィードバック機能をつけることで、この製品の購入者は週にどれぐらい、どのぐらいの時間、掃除機を使う傾向があるのか、2年経った後の故障率は何%なのか、といった情報をメーカー側が把握して、次回の商品開発やカスタマーサポートに活かすことができる。

 

IoTが実現する少し先の未来

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引用:Techradar

IoTの時代には、あらゆるモノがインターネットに接続される。その中で発生した膨大な量のデータを解析することで、私達は身の回りのこと全てを掌の上のデバイスで把握できるようになる。さらに、人がわざわざ確認しなくても、取得したデータを元に機械が自動的に最適な行動をとるようになる。そんな近未来的な便利な世界は、すぐそこまでやってきている。

▼参考記事

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▼IoT連載企画記事

第1回: 全世界的な広がりを見せるIoTの全貌に迫る

第2回:スマホで家を操作する!IoTによって実現する「スマートホーム」とは

第3回:どう解決する?医療の需要過多ーヘルスケアIoT事例ー

第4回:IoTの分野で活躍する海外企業4選

第5回:360兆円市場!世界が注目するIoTの関連記事総まとめ

 

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