モノのインターネットとは違う?今話題の音のインターネットとは?

WRITER : 朴 泳虎

  IoT

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身の回りのあらゆるものにセンサーが搭載され、相互に接続される、モノのインターネットことIoTは今最も注目を浴びているキーワードの一つである。

それと似た言葉で、皆さんは音のインターネットというものを聞いたことがあるだろうか?音のインターネットとはデバイス間で音のやり取りをすることで情報を交換するネットワークを指す。今回は音のインターネットという概念がなぜ今あらためて提唱されているのかと、その活用事例について紹介したい。

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何故、いま音のインターネットなのか?

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引用:Gizmodo

音は情報の伝達手段として最も古いものの一つである。

例えば人間は声による音を媒介として意思疎通をしているし、動物の中には音の一形態である超音波で周囲の障害物を把握する動物なども存在する。しかし、あくまで音による情報伝達はアナログなものであり、現代の電波を使った情報(データ)伝達の方が情報量や伝達速度といった面で優れていると思われる。

何故、いま音のインターネットが注目されているのか?スマートフォンやテレビ、街頭の音声案内など、我々の身の周りにある膨大な量の機械の中にはスピーカーが搭載されているものが数多く存在する。これらを媒体として相互に通信を行うことで、ネットワーク環境が整っていない場所でも情報ネットワークを形成することが可能になるのだ。

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音のインターネット活用事例

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引用:Cnet

連絡先共有アプリ~Chrip

Chripは2012年にロンドンで開発されたアプリで、ボタンを押すだけでスマホから2秒程度の音声信号が発信され、連絡先を共有できるというものだ。従来のお互いのデバイスを振って加速度センサーとGPSを連携して近くにいるデバイスを検出したり、IDを検索したりといった手法よりも非常に簡単に連絡先の交換ができるようになっている。

 

PC間のURL共有~Google Tone

2015年5月にリリースされたGoogle Chromeの拡張機能で、ボタンを押すと音声信号が発信され、Google Toneを起動している近くのユーザーに閲覧しているサイトのURLを送ることができるので、メールやメッセージを送る手間を省くことができる。

 

音のインターネット実用化に向けた課題

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引用:Filehippo

このように様々な活用方法がある音のインターネットだが、実用化にはいくつかの課題がある。一つはデータの伝達量と「聴きやすさ」にトレードオフが存在することである。データ量を多くしようと思うと、人にとって非常に耳障りな音になる。

反対に、人の耳に聞こえないような帯域で音を発する(いわゆる超音波)こともできるが、その場合はデータの伝達量が少なくなってしまう。もう一つは、音による情報伝達は周囲の喧騒で簡単に損傷してしまう点である。これは最も重大な問題であり、音のインターネットの活用領域を大きく制限してしまう。

 

まとめ

多くの人が感じるのは「音のインターネットは本当に必要なのか?」という点だろう。現在の主な情報伝達手段となっている電波や有線による信号伝達の代わりに音が主流になるといったことは恐らくないだろう。

しかし、局所的に音による情報伝達の方がフィットしている状況は数多くある。例えば上で挙げた事例のように近くの人と簡単な情報のやり取りをしたい場合だったり、デバイスのソフトウェア(例:OS、アプリのバージョン)やハードウェア(例:Bluetooth、NFC)に依存せず通信したい場合などは音による情報伝達が適していると言える。重要なのは、目的に最も適した手段を使うことであり、音のインターネットはその答えの一つになり得るのだ。

▼参照

Techcrunch

Gigazine

 

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