パルコグループでWebコンサルティング事業を運営する株式会社パルコシティ(以下パルコ・シティ)は、本日2月19日に、鹿児島ターミナルビル株式会社が運営する商業施設アミュプラザ鹿児島で、ショップブログ連携型ネット通販サービス「アミュカゴ」の提供をスタートさせたことを発表した。「アミュカゴ」はパルコが2014年に開始した「カエルパルコ」の仕組みを利用したサービスで、パルコ以外の外部の商業施設においては、今回が初の導入事例になるという。
▼参照
株式会社パルコニュースリリース
店頭在庫で運営ができる、ショップブログ連携型ネット通販サービス 「アミュカゴ」
引用:ニュースリリース
「アミュカゴ」は、アミュプラザ鹿児島公式WEBサイト内にある、テナントが発信する情報ショップブログを活用したサービスだ。同ショップブログに、商品の店頭取り置き機能とオンライン注文が可能な機能を追加。ショップスタッフが店頭在庫で商品登録、オンライン販売をおこない、Web接客をおこなう。
様々なタッチポイントで常時顧客と繋がる24時間パルコ構想
「アミュカゴ」は、一般的なECサイトと違い、ブログを介したWeb接客を行うという点で特殊だ。パルコグループではかねてから”24時間、消費者がパルコを楽しみ、テナントビジネスが稼動する 「新しい消費体験・新しい消費環境」提供”を戦術として掲げている。そのビジョン実現に向けて、パルコ・シティは、これまで、PARCOショップブログ、PARCO SHOW WINDOW、カエルパルコなどの数々のパルコの施策を支援してきた。Webと店舗をシームレスに繋ぎ、顧客と24時間繋がれる体制を構築することで、顧客とテナントとの接点の創出に取り組んできたのである。今回発表した「アミュカゴ」も、Web接客という形でいつでも顧客とのタッチポイントを持てるという点で、パルコグループの掲げる”24時間パルコ構想”をモチーフに、体現している。
▼参照
2014~2016年度 パルコグループ 中期経営計画
顧客が常に商品と接点を持つオムニチャネルの時代
引用:JDA Innovation Forum: Seamless Omnichannel Campaigns Revenue Model
世界的なコンサルティングファームのアクセンチュアは、近年ECが発達し、スマートフォンが広く普及した事を受けて、顧客は24時間購買を考えている状態にいると指摘している。この傾向から見ても、パルコグループが掲げる”24時間パルコ構想”は時代に順応した優れた施策だといえる。
今回発表された「アミュカゴ」は、パルコ以外の商業施設のコンサルティング領域の拡大により、パルコ自体だけにとどまらず、グループ全体のオムニチャネルへのソリューション力を加速させる。パルコは今後も先見的、独創的、かつホスピタリティあふれる商業空間を創造していく。パルコグループの今後の取り組みに要注目だ。
▼参照
株式会社パルコニュースリリース
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