マーケッター必見!2015年に注目を集める位置情報マーケティング10のトレンド

WRITER : 朴 泳虎

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スマートフォンの急速な進化によりテクノロジー業界はその様相を大きく変えている。特に、スマートフォンを活用した位置情報マーケティングはその重要性を大きく増している。

アメリカ調査会社ForresterResearchのJulieAsk氏は、位置情報マーケティングは、2015年にマーケッターが最も注目するテーマの一つであるとしている。そこで今回は、海外マーケッターが予想する位置情報マーケティングのトレンド10個を紹介していきたい。

モバイル注文の時代が来る

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米スターバックスはテクノロジーを使った先進的な取り組みで有名だ。同社は、2015年から店舗内で使える注文アプリを全国展開することを発表した。このアプリは、位置情報を用いて顧客のいる場所から最も近いスターバックスを見つけることができ、店舗の外から商品の注文及び決済ができる。店舗に入る前に注文、決済を済ませることができるため、顧客は店舗で注文・支払いの列に並ぶ必要がなくなり、財布を出す手間すらなくなった。

▼関連記事

1200万人が利用する米国スターバックスの便利なアプリと最新動向

店舗からのクーポンが届く

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引用:http://techloy.com/2014/01/10/mobile-coupon-service-moupons-plans-beta-launch-soon/

Ciscoが発表したレポートによると、クーポンの配布はアプリを使ったマーケティングの中で、最も人気な手法である。更に参照元のレポートによると、回答者の半分以上が、気になる店の前を通った際にクーポンが届けば、入店してクーポンを使うと回答している。

アプリを通じたクーポン配布に取り組んでいる企業はまだ限定的だが、昨年世界中で注目を集めたiBeaconを用いれば、比較的容易にクーポンの配布が行えるため、今後iBeaconの導入事例が増えていくに従って、位置情報ベースのクーポン配布に取り組む企業は加速度的に増えていくと予想される。

▼参考

http://blogs.cisco.com/wireless/explosive-growth-in-mobility-and-location-based-marketing/

会場周辺にいる人たちが見込顧客となる

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引用:http://www.tokyo-bigsight.co.jp/download/images.html

大きなイベントを実施する企業は、周辺のオプトインしているスマートフォン全てにプッシュ通知を送る事が可能になる。これにより、イベントの参加者に限らず、その企業の存在を知らなかった人にさえもアプローチすることができるようになる。従って、既存のアプリにこの機能を組み込む企業や、イベントのために新しくアプリを開発する企業も現れる事が予想される。

FacebookがFoursquareを駆逐する

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引用:http://www.bloomberg.com/news/articles/2011-11-07/facebook-s-zuckerberg-says-steve-jobs-advised-on-company-focus-management

Facebookが新たに追加したスポットディレクトリ機能は、Foursquareの様な位置情報をベースとするソーシャルサービスを駆逐すると見られている。Facebookのスポットディレクトリ機能を使えば、ユーザーの近くにいる友だちを探したり、ユーザーが指定した場所の近隣情報を調べる事ができる。更に、友人が以前に訪れた場所を表示したり、友人のおすすめしているルートも見る事ができる。

ユーザーの位置情報に基づいてメッセージが送られて来る

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現在、ほぼ全てのスマートフォンにはGPSが搭載されている。それは、ユーザーが許可すれば常にその居場所が分かることを意味する。2015年は、この利点を活用する企業が増えていく。例えば、居酒屋のビールが半額になっている事を半径3キロ以内のオプトインしたスマートフォンユーザーにプッシュ通知でリアルタイムに知らせる事などが考えられる。

ナビゲーションの精度が更に向上する

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引用:http://www.theverge.com/

GPSが最も活用される用途の一つにナビゲーションアプリがある。ナビゲーションアプリは既に広く普及しているものの、機能面ではまだまだ改善の余地がある。例えば、ユーザーが案内ナビゲーションアプリを使っている時に、ユーザーのプロフィールや、過去の商品購買履歴を元に、そのユーザーにオススメの店を、大きく目立つように表示するといった広告手法が登場する。これにより、小売企業や飲食店は今までになかった全く新しい形で顧客にアプローチ出来るようになる。

現実とバーチャルの境界線が曖昧になる

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引用:http://www.movie-times.tv/practical/unusual/5279/

AppleWatchやGoogleGlassに代表されるウェアラブルデバイスの登場により、我々の生活はまた一歩、デジタルに近づいた。これは同時に、位置情報に基づいて企業がユーザーにアプローチする手段が増えたことを意味する。特にGoogleGlassは、AR技術を使った今までになかったクリエイティブを実現する事ができる。例えば、日本のとある飲料メーカーでは、GoogleGlassをかけて商品を見ると、カフェの制服を着た女性が現れて商品について話す、という広告が実際に使われた。2015年、GoogleGlassの活用方法について更なる検討を重ねていく企業は増えていくはずだ。

▼参照

http://www.movie-times.tv/practical/unusual/5279/

IoTが生活の在り方を大きく変える

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引用:You can’t avoid the ‘Internet of things’ hype, so you might as well understand it

IoTが普及すれば、トースターから暖房にいたるまで、家の中のあらゆるモノがインターネット接続され、モノ同士が相互にコミュニケーションをとるようになる。また、住人のいる位置、部屋の明るさ、温度、湿度などといった多面的な情報が取得出来るようになったことで、機械がユーザーの置かれた状況を推測して、機械の方から主体的に提案をしたり、家の中の状況に合わせて、エアコンや加湿器等の出力を調整したりする事が可能となる。さらには冷蔵庫の中で卵が切れていたら、機械が自動で商品を注文するか、ユーザーのスマートフォンにプッシュ通知を送信して確認するといった事も可能となる。

デリバリーが今まで以上に活発になる

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世界を席巻する配車サービスUberは、顧客から配車リクエストがあった場合に、周辺にいるドライバーにリクエスト情報を発信する取り組みを既に行っている。これを参考にしたコンビニエンス・ストアが現在実施しようとしているのは、店舗をハブとして、近隣の顧客から注文された商品を数時間以内に届けるというサービスである。位置情報を用いる事によって、外でも商品を受け取れたり、また事前に商品を注文して、ユーザーの位置から一番近い店で商品を受け取ったりといった事ができるようになる。

プライバシーの懸念が高まる

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引用:http://www.smallbiztechnology.com/wp-content/uploads/2013/05/mobile-security.jpg

テクノロジーが普及するに連れて、ユーザーの懸念が広がるのはよくある事だ。

アメリカ大手百貨店のNordStormが、顧客の懸念を理由に、スマートフォンを使った顧客追跡サービスの利用を停止したと発表した事は、まだ記憶に新しい。この事件を発端として、米国ではプライバシー問題が大きな話題となっていた。そして、その懸念はまだ拭い去られた訳ではない。未だに多くの顧客は、自分が追跡される事に関して嫌悪感を示している。ここで重要となってくるのは、顧客に対してきちんと技術に関する説明を行い、顧客の理解を得ることである。

▼参照

http://www.geekwire.com/2013/nordstrom-ends-smartphone-surveillance-program-tracked-instore-behavior-shoppers/

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