2015年世界が注目する5つの最新リテールテクノロジー

WRITER : Editorial department

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2015年、小売業界はテクノロジーによってますます進化することが予想される。例えば、購買体験がよりパーソナライズされ、昔の地元の商店街での買い物のように、個々の顧客に合わせた購買体験が、オンライン・オフライン問わず提供されていくだろう。

今回は5つの海外の最新サービスを紹介し、今後どのようにテクノロジーが小売業界に変革を与えていくのかを見ていきたい。

▼参照

https://econsultancy.com/blog/65937-five-ways-technology-could-shape-uk-retail-in-2015/

1. 心臓の鼓動で生体認証を行う決済システム

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=jUO7Qnmc8vE” width=”500″]https://www.youtube.com/watch?v=jUO7Qnmc8vE[/su_youtube]

カナダロイヤル銀行が「Nymi」という、ブレスレットを用いて心臓の鼓動を計測し、個人に特有の鼓動パターンに基づいて生体認証を行う決済システムを導入した。ブレスレットが心臓の鼓動で生体認証を行い、読み取った情報をBluetooth経由で端末に送信し、決済が行われる仕組みである。

現状ではブレスレットを使用する必要があるため、スマートフォンやクレジットカードによる決済よりも利便性が高いわけではない。しかしブレスレットは心臓の鼓動で個人を認証するため、安全性が非常に高く、導入する企業が増えてきている。

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心臓の鼓動でユーザーを認識するデバイス「Nymi」が描く近未来とは?

2. iBeaconを使った店舗情報の配信

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=PdKO_4au3Rk” width=”500″]https://www.youtube.com/watch?v=f1mMt1RUP8s[/su_youtube]

iBeaconは、2014年の小売に関するテクノロジーの中で最も話題になったテーマではないだろうか。

イギリスでも、ロンドンのリージェント・ストリートと呼ばれるブランドの旗艦店が立ち並ぶ場所では、積極的にiBeaconが使用された。2015年は、日本でも多くの店舗でiBeaconを見かけることになるはずである。

ただ、iBeaconサービスを利用するためには、各店舗専用のアプリをダウンロードしなければならないことがネックである。

本編集部でもIBeaconについては何度か記事に取り上げているので、詳細は以下の記事を参考にしていただきたい。

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海外iBeacon導入事例から見るiBeacon導入のメリットと課題

 

3. 顔認証、センサーシステムを活用した個別化したサービスの提供

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引用:Walmart Rolling Out Facial Recognition System To Identify Customers!!!

アメリカでは小売最大手のウォルマートが、センサーシステムを使って、棚から商品を取ったときの顧客行動を記録している。とあるアパレルショップでは、マネキンにカメラを設置し、顔認証システムを使って、マネキンが着ている服への顧客の反応を記録している。

パーソナライズしたサービスは顧客にとって有益であることは間違いないが、プライバシーの問題に留意しなければならない。しかし検索エンジンにおけるパーソナライズと同様に、有益なサービスはプライバシーの問題を乗り越える。より良いサービスを受けたいユーザーはこの問題を許容し、プライバシーを気にするユーザーはサービスを受けない、という選択が出来るようになる時代も近い。

4. ソーシャルリスニング

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引用:Social Media Listening: What Is It and How Do You Do It?

ソーシャルリスニングとは、企業がソーシャルメディア上で顧客のクチコミを収集して分析することである。最近では、ツイッター上で顧客の質問に回答を行う、コミュニティサイトでカスタマーサービスを提供するなど、企業と顧客の間で積極的なコミュニケーションが行われている。イギリスの調査では、67%の顧客がブランドのソーシャルメディアを、カスタマーサービスとして利用したことがあると答えている。

ソーシャルメディア上でのコミュニケーションで注意したいのは、良い評価も悪い評価も一瞬にして拡散されてしまう点である。そのため、ブランドや店舗のイメージを下げないためにも、SNS上の簡単なコミュニケーションであっても、慎重に行う必要がある。

5. モバイルを通じた購買行動

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引用:There’s a Whole New Way to Buy Yourself an iPhone 6

すでにモバイル端末によるショッピングは浸透してきおり、iPhone6やiPhone6 plusの登場で、モバイル端末が従来のスマートフォンよりも大きいサイズになったことで、モバイル端末での購買がさらに行いやすくなった。そのため企業側は、ユーザーがどのようなデバイスでも操作をしやすいように、デバイスを超えたシームレスなサービスを提供していくことが求められる。

2015年は、前述のiBeaconを用いたアプリを使用したモバイルキャンペーンを行うこと、インタラクティブなソーシャルコンテンツを増やしていくことが、小売業界のプロモーションの鍵となってくる。

パーソナライズ化する顧客サービス

小売業界におけるテクノロジーの発達は、個々の顧客に対するオーダーメイドサービスの提供を可能にする。今後は生体認証や顔認証などで、個人の決済履歴や購買履歴が記録され、その人に最適な情報やレコメンドが、モバイルのコンテンツで配信される。また、店舗に行くとiBeaconを通じてさらに個別化された情報が顧客の手元に届けられる。そんな未来を実現するため、小売店は顧客を便利にするサービスをどんどん導入していくべきである。

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