消費税増税に伴うスマート決済の需要増加、今注目のznap!

WRITER : 山口 莉奈

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2014年4月1日から消費税法の改正により、消費税が5%から8%になりました。財布に1円玉が溢れ変える…そんな心配を取り除くような画期的な次世代スマート決済アプリを紹介します。suicaやEdyのようにかざすだけで簡単にお支払いができたら…そんな声に応えて登場したのが「znap」です。

次世代スマート決済znapとは

znapは香港に拠点を置くMPayMe社が提供するアプリケーションです。アレッサンドロ・ガドッティ氏がグループCEOを務め、ニューヨーク・シンガポール・ロンドン・バンコクにもオフィスを展開しています。
このアプリケーションを簡単に言えばiPhone・Android携帯などで行うモバイル決済です。znapの特徴はたったの2ステップで支払い完了という手軽さ。QRコードを専用アプリで読み取り、暗証番号を入力するだけです。znapのコンセプトは「操作手順の一貫性」。ECでもスーパーマーケットでもカタログでもどんな日常の場面の買い物にもフィットするように、いずれの場面も同じ手順で支払いを可能にしています。

 

znapの使い方

これまでのスマート決済はカードリーダーを注文し、携帯に取り付けてクレジットカードを通すことが主流でした。しかし、znapではその初動操作が不要です。

スクリーンショット_2014-04-22_17_32_33

 

この2つの操作で簡単に決済が出来ます。

 

次世代モバイル決済の仕組み

従来型のスマート決済にはまずカードリーダーが必須でした。

「square」「Paypal」「楽天スマートペイ」「Coiney」などがありますが、いずれもクライアントとなる店舗が導入しやすいことを基本に作られています。そのため、各々がカードリーダーの実質無料化や手数料の引き下げにより競合していました。そのスマート決済に新しい風を吹き込まんとしたのがこのznapです。
では何が違うのか?1番はユーザー視点に立った決済の手軽さです。導入店舗の負担が少ないことはもちろん、ユーザーが一貫性を持ってどこでもいつでも同じ手順で決済できることがコンセプトになっています。店舗でもECでも紙媒体でも全て同じ手順なのです。

 

Square

PayPal

Coiney

楽天スマートペイ

znap

初期費用

実質無料

実質無料

無料

無料

無料

決済手数料

3.25%/3.75%

3.24%

3.24%

3.24%

3.24%

入金日

翌日(みずほ・三井住友銀行)

最短3日

月6回

翌日(楽天銀行)

リアルタイム

売上入金手数料

無料

一部無料

168円/262円

210円(楽天銀行は無料)

無料

対応ブランド

VISA、MasterCard、American Express

VISA、MasterCard、JCB(2014年開始)、

American Express

VISA、MasterCard、Credit

SAISON

VISA、MasterCard、JCB、

American Express、Diners

VISA、MasterCard

 

znapの特徴

特徴1:媒体は何でもOK

紙でもウェブでもQRコードを表示することさえできれば、そこがznapの使用範囲になります。今まではクレジット対応のみを考えられて作られたスマート決済に大きな革新をもたらしました。

特徴2:リアルタイム入金

他のスマート決済アプリと決定的に違うのがリアルタイム入金です。これは日本のビリングシステム社とznapの運営会社であるMPayMe社が提携したことにより実現した決済サービスです。常に売り上げ管理を正確にしたいクライアントのニーズを反映しています。

特徴3:ロイヤリティプログラム

znapでは購買データそのものを蓄積することができるのでその人に合わせたクーポン配信が可能になります。またポイント付与も可能です。平たく言えばCCCに対抗しえる新たな刺客といったところでしょうか。今後この付加価値をどう利用していくかが、znapを使いこなす鍵になっていくと言えます。

 

znapのビジネスモデル

znapのビジネスモデルは一通りではありません。QRコードを貼った店舗や商品に対してznapを使用し、提携先であるBilling Systemが決済を代行するというのが一連の流れですが、チャネルは多岐に渡りインストアショッピング・オンラインショッピング・バーチャルショッピング・請求書支払い・モバイルPOS・App to App・ポイントカード・クーポンなどがあり、それぞれに合わせてBillig Systemがカスタムして提供する形になっています。「どうやって売り上げ向上を図ったら良いのか分からない」といった店舗さんにとっては嬉しいですよね。

znapの可能性

今、znapを使うことができる店舗は六本木にあるバーのみ。そのバーでは大きくQRコードが看板に掲げられています。このQRコード、今は店舗にあるのみですが、商品に直接つけることも可能です。実際に六本木にあるバーではテーブルにQRコードが貼付けられており、それを読み込むことでセルフ注文が可能になっています。レジに並ぶ手間が省けるばかりでなく顧客の購買情報そのものがデータとして蓄積され、それに応じたクーポン配信も可能になります。店舗はznap1つでスマート決済とロイヤリティ獲得の方法も得ることができるのです。しかし、このznap加盟店に自分から足を向けて訪れなければただの宝の持ち腐れです。つまり、znapからのアクションは加盟店に自分のznapをリンクさせたときにのみ発生するため、加盟店を自分で見つけるまでは消費者がznapを使おうと思う理由がないわけです。今後znap加盟店が急激に増えれば変わるかもしれませんが、消費者からの普及は難しそうです。一方で加盟店にとってはコストが少なくQRコードを貼るだけでクレジット決済の手段が増えるわけですから、まさに夢のような話です。スマート決済アプリケーションとしては後続であるznapが他社製品とどう違うかをどうプロモーションしていくかどうかが今後の鍵になりそうです。

日本でもクレジットを使う人は年々増加しています。今後カード社会になることを想定し、FtoFのコミュニケーションのためにこのような機械を上手く使っていきたいものですね。

参考URL

※1「Billing System」http://www.billingjapan.co.jp/service/znap.html

※2「TRADE×TRADE」「http://www.trade-trade.jp/contents/life/znap/index_2.html

※3「スマホ決済導入に伴う決済市場の変化」http://www.jftc.go.jp/cprc/katsudo/bbl.files/167th-bbl.pdf

※4「経営ハッカー」http://keiei.freee.co.jp/2013/11/15/credit-card/

※5「日々の生活にznapを」http://consumer.znap.com/ja_JP/

 

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