データ分析で売上向上!次世代リテールテクノロジー企業まとめ

WRITER : 志積 由香子

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今回は、2015年1月にニューヨークで開催されたNRF BIG SHOW 2015出展企業の中から、未来のリテール企業を成長させる可能性に溢れる企業を紹介する。

例えば、リアル社会のデータ分析を得意とする企業。POSやWi-Fi、Beacon(ビーコン)と連動させた店舗向け分析ソリューションを提供し、店舗売上向上や新しい顧客体験を促進を担う、注目企業が揃っている。

またリテール業界では近年、SaaS型のクラウドサービスに注目が集まっている。小売企業側の大きな導入メリットとしては、リアルタイムでの店舗内の状況把握が可能なことで、即時性を持って現場での改善施策を打つことが可能になる。

また空間に限界のあるリアル店舗においては、余分なコンピューターを設置する必要もなく、また導入コストが安価で済むことも、導入をスムーズにする要因である。

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新しい顧客体験の創出を支える、リテールテック企業4選

ACI Worldwide

2702 引用:http://www.aciworldwide.com/

企業名:ACI Worldwide

CEO:Philip G. Heasley

設立年月:1975年

CEOのMr.Heasleyは、米国銀行Bankoneのクレジットカード子会社の会長兼COOやPaypower、LLC会長兼CEOをはじめとする、決済業界での30年のキャリアを有す大ベテランだ。既に世界を牽引する25の金融機関や200以上の小売企業向けに、高速決済システムや支払コスト削減ソリューションを提供している。

矢野経済研究所によれば、日本国内だけでも2017年には電子決済市場が66兆4000億円規模に成長するとされており※1、小売企業にとっては整備が求められる分野である。

▼参考

https://www.yano.co.jp/press/pdf/1214.pdf

Capillary Technologies Inc.

 

企業名:Capillary Technologies Inc.

調達額:43.1百万ドル

CEO:Aneesh Reddy

設立年月:2008年

SaaS型クラウドサービスの、顧客エンゲージメント※管理システムを提供している。

提供サービスをPOSシステムやタブレット端末と連携させることで、リアルテイムに顧客管理をおこなうことができる。

Foebesが2014年に発表した、世界のベンチャー投資家トップ10名に2名が選出されたSequoia Capital※2 を含む4社からも2014年に資金調達を完了し、今後の成長性に期待がかかる。

※顧客から企業に対する愛着を指す。

▼参考

The World’s Top 10 Venture Investors For 2014

Aislelabs

2703

引用:http://www.aislelabs.com/products/

企業名:Aislelabs

調達額:$1.5M

CEO:Nick Koudas

設立年月:2013年

GPS情報、Wi-Fi、iBeacon(アイビーコン)やビッグデータ、機械学習を活用して、店舗の最適化を図る包括的なサービスを提供している。一例としては、以下のとおりだ。

-来店者の足音を分析して、顧客の店舗滞在時間を取得

-ショッピングセンターやモールで、共有スペースと、テナントスペースでの顧客行動をヒートマップ形式で可視化

-可視化情報を元に店舗内のレイアウトをABテストして、最適レイアウトを実現

-Beacon(ビーコン)で、店舗付近に来た潜在客をターゲティングして、プッシュ通知で店舗来店を促進

Iris Mobile

 

企業名:Iris Mobile

調達額:$5.5M

CEO:Marc Grabowski

設立年月:2012年9月

プラットフォームをモバイル上で展開して、顧客管理や顧客識別をおこなうことができるサービスだ。顧客の行動や嗜好、購入履歴に関する情報蓄積して、独自の予測モデルを活用して未来の購買行動を予測することもできる。

既にHilton、H&M、IKEAをはじめ、グローバル展開を名だたる小売企業で導入されており、今後も要注目だ。

顧客情報のリアルタイム取得・データ分析が切り開く未来のリアル店舗

今や小売企業に求められるのは、いかに顧客が商品を認知してからロイヤルカスタマーになるまでの各ポイントで、企業が顧客との接点をもつかだと言われている。

店舗側は従来、POSで買い上げに至った顧客データの取得までしか追うことしかできなかったが、今は違う。Wi-FiやBeacon、Bluetoothをはじめ、独自の手法で顧客情報を取得し、まるでリアル社会のGoogleAnalyticsのように、リアルでの顧客行動に目を向けることが売上向上に繋がると期待を寄せている。

顧客属性や趣味志向性、ライフスタイル、購入履歴など、顧客1人1人のデータの取得、分析はできるようになってきている、今後はいかに活用していくかが、顧客エンゲージメントを高めていく大きな鍵となるだろう。

▼参考

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