地域振興の救世主!「位置情報ゲーム」を展開するモバイルファクトリーのO2O施策に迫る

WRITER : 野田 勝

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最近、モバイルの位置情報を使ったゲーム「位置情報ゲーム」が注目を集めている。位置情報ゲームとは、ユーザーが実際に場所を移動することでゲームを進行する事が出来るゲームのことを指し、Googleの社内スタートアップ、NianticLabsが開発した、「Ingress」が有名だ。

国内で位置情報ゲームを手掛ける企業としては、「位置ゲー」を商標登録している株式会社コロプラのほかに、全国各地の鉄道駅に実際に足を運び、全国の鉄道駅を集めるという内容の「ステーションメモリーズ!(略称:駅メモ!)」や、「駅奪取PLUS」「駅奪取」などの位置情報ゲームを提供している、株式会社モバイルファクトリー(以下モバイルファクトリー)がある。

今回は、モバイルファクトリーが提供する位置情報ゲームが最近取り組んでいるO2O施策を紹介する。

O2Oとの相性がよいモバイルファクトリーの位置情報ゲーム

MF2

引用:http://www.mobilefactory.jp/news/2015/20150310.html

モバイルファクトリーは、「ステーションメモリーズ!」「駅奪取PLUS」「駅奪取」の3つの位置情報ゲームを提供している。位置情報ゲームは、プレイヤーが実際に移動する事でゲームを進行するという特徴を持つため、O2Oプロモーションとの相性が良い。

同社は、今年1月から3月の間に、岩手県の三陸鉄道株式会社、東京都、鹿島臨海鉄道株式会社、由利高原鉄道株式会社など、各地域の自治体や鉄道会社とコラボし、O2Oのイベントを実施している。これらのイベントでは、同社が提供している前述の位置情報ゲームを活用し、各ゲームのユーザーに鉄道駅を訪れてもらうことで、地域の振興に繋げる狙いだ。

「ステーションメモリーズ!」でBeaconを使ったO2O連動型デジタルスタンプラリー開催

MF1

引用:http://www.mobilefactory.jp/news/2015/20150313.html

2015年3月21日(土)から、ステーションメモリーズ!は、「全国“鉄道むすめ”巡り2015」とタイアップして、Beaconを使ったO2O連動型デジタルスタンプラリーを開催している。

伊豆急行の伊豆高原駅や、京福電鉄嵐山本線の嵐山駅を始めとした、全国各地23の対象駅にスタンプ台が設置され、プレイヤーがスタンプ台に近づくと、Beaconでスタンプ台の設置場所を通知する仕組みだ。

プレイヤーは、対象駅のどれか1駅で1度でも位置登録すると、ゲーム内でアイテムを獲得することが出来る。貰えるアイテムは対象駅ごとに異なり、非売品で、ゲーム内のキャラクター「でんこ」と100%めぐりあえるスーパープレミアムガチャチケットが含まれるなど、イベントに参加することで普段とは違ったゲームの楽しみ方が出来るようになっている。

プレイヤーを動かす力はIngressを上回る

MF3

引用:http://www.mobilefactory.jp/news/2015/20150206.html

モバイルファクトリーの提供する、「ステーションメモリーズ!」「駅奪取」「駅奪取PLUS」は、ユーザーが実際に移動し、陣地を奪い合うという点で、Ingressと比較される事が多い。この3つの位置情報ゲームは、いくつかの地域振興を目的としたイベントに活用され、Ingressよりも優れた成果を収めている。

2014年10月から11月にかけて、愛知県の豊橋鉄道・豊橋観光協会と「駅奪取」「駅奪取PLUS」がコラボして行った取り組みでは、約500人が対象駅に足を運び、位置登録を行ったという。

また、前述した西多摩・島しょ地域観光PRキャンペーンでは、「ステーションメモリーズ!」「駅奪取」「駅奪取PLUS」のプレイヤー2000人以上が対象駅に足を運び、位置登録を行っている。

Ingressが神奈川県横須賀市とコラボして、東京湾に浮かぶ無人島「猿島」行きのフェリーの運賃を、Ingressユーザーに限って半額にするキャンペーンを行った際には、約200人のプレイヤーが現地に足を運んだという事例と比較しても、モバイルファクトリーが提供する位置情報ゲームのプレイヤーは、より多く現地を訪れる傾向がある事がうかがえる。

▼  参照

http://aplista.iza.ne.jp/f-iphone/204320

モバイルファクトリーの位置情報ゲームは地域振興の一端を担う

近年地方の過疎化が深刻な社会問題となっている日本において、位置情報ゲームは地域振興の救世主となりうる。本来町興しには多大な費用がかかる上、たとえ祭りやイベントを企画しても、都心から離れた地域であれば人を呼び込むのは非常に困難であった。

その点モバイルファクトリーの提供する位置情報ゲームであれば、元々のゲームの目的が全国の鉄道駅を訪れる事であるため、ゲーミフィケーションの観点から見て、訪れる難易度の高い地方地域ほど、コアなプレイヤーを魅了するという特徴を持っている。今後位置情報ゲームが地域振興に活用される事例は増えていくに違いない。

モバイルファクトリーは今後も、地方自治体や鉄道会社とのタイアップを通じて、地域振興を積極的に行っていく予定だ。モバイルファクトリーの今後の取り組みにも要注目である。

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