2014年は「Beacon(ビーコン)の年」といっても過言ではないほど、Beaconに注目が集まった。Beaconとは、BLE(Bluetooth Low Energy)という通信規格で、モバイル端末の位置情報を特定し、必要な情報を常時配信するというものである。NRI Knowledge InsightによるとBeaconを含むO2Oの2015年の市場規模は43.8兆円と推測されている。
2013年6月、Appleの開発者イベントで発表されたiBeaconは、国内外問わず、広い範囲で導入されている。しかし、まだ多くの人はiBeacon機能を実際に体験したことがなく、どのような便利さがあるのかイメージできないと思う。
そこで今回は2015年も要注目のトレンド「Beacon」について、本サイト「O2Oイノベーションラボ」がこれまでに公開した記事を、予備知識、国内事例、国外事例に分け、ご紹介していく。
▼参照
http://www.nri.com/jp/opinion/k_insight/2013/pdf/ki20130102.pdf
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これだけ知っていれば大丈夫!O2Oオムニチャネルマーケティング担当者に必要なiBeacon知識まとめ(後編)
国内では、支払いやナビとiBeaconが連携
引用:https://www.gmo-pg.com/pallet
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Beaconは世界をどう変えるのか
Beaconの普及によって、私たちの生活は今後どのように変化していくのだろうか。国内事例をみると、今のところ支払いやナビ機能をBeaconと連携するサービスが増えてきており、iPhoneをレジにかざして買い物をしたり、東京駅のような複雑で巨大な構内でも、誰でも迷うことなく歩けるようになる。また、総務省によると2020年には総人口に高齢者が占める割合が30%を超える。それを踏まえると、「さがし愛ネット」のような医療、介護の分野で活躍するアプリも今後需要が増してくるはずだ。
海外では、シアトルやサンフランシスコの例のように、既にマーケティング手法の一つに組み込まれている。また、AppleWatchのように、ウェアラブル端末とBeaconを連携する動きも見られそうだ。デジタルサイネージからリアルタイムに配信される情報をBeaconで受信するなど、O2Oマーケティングが盛んになる。このようにBeaconは、生活を消費する側だけでなく、生活を提供する側にも大きな影響を与えるだろう。Beaconから今後も目が離せない。
▼参照
http://www.stat.go.jp/data/topics/topi721.htm
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