いま注目の最先端インストアマーケティング海外事例3選

WRITER : 柏倉 明郎

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今日、インストアにおけるテクノロジーの活用が非常に注目を集めている。海外小売店の最新のビッグデータ活用事例や、オムニチャネル事例などは、小売業者ならば確実に押さえておきたい情報であろう。

今回は海外の小売店が、どのような形で最先端のテクノロジーをインストアマーケティング戦略として活用しているのかを紹介したい。

巨大スクリーンを導入することで、顧客の購買体験をインタラクティブにする

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引用:Rebecca Minkoff

Rebecca Minkoffは2005年アメリカで設立されたファッションブランドで、日本では先月5/20~5/26に銀座三越で同ブランドの展示会が催された。

今回紹介するのはRebecca Minkoffニューヨーク店での最先端テクノロジー活用事例である。店舗には巨大なスクリーンが設置されており、店内の全商品を閲覧することができる。顧客は画面をスワイプして操作し、欲しい商品を携帯で指定するだけで購入ができる。

また、スクリーンに自分の写真を表示させ、スクリーン上で試着することも可能だ。スクリーンには4つのライトがついており、1日の異なる時間の風景を選び、外環に合わせて試着することができる。

さらに従業員を呼びたいときも、スクリーン上で操作するだけで、すぐに従業員が駆けつけてくれる。買いたい商品のデータを蓄積することも可能で、会計も携帯から簡単にすませることができる。

これらの最先端技術を用いた商品の購買体験が、顧客の満足度を高めると同時に、Rebecca Minkoffのブランド力向上へとつながっているのだ。

▼参照

rebeccaminkoff.com

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最先端技術をサイズ合わせに活用し、顧客の疑似体験を向上させる

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引用:e-marketing.fr

Les Nouveaux Ateliersはフランスとベルギーに展開する、オーダーメイドのスーツ専門店である。顧客はサイズ・色・生地を自分の好みに組み合わせることができる。そのため、顧客は自分に最適なスーツを仕立てることができる。しかし、この取り組み自体は全く新しいものではない。

この店の最先端の取り組みは、スーツの採寸方法である。最先端のテクノロジーを用いて顧客の採寸をするのだ。各店舗にボディースキャナーを設置しているため、顧客は自分の体の200箇所もの部位を精密に計ることができる。これによって、仕立て屋が行うよりもはるかに正確な採寸が可能になる。

テクノロジーを用いた正確な採寸によって、Les Nouveaux Ateliersは注目度を集めている。顧客は自分のサイズに最も合うスーツを作りたいからだけではなく、店舗での採寸を含めた疑似体験をするためにLes Nouveaux Ateliersへスーツを仕立てに行くのである。

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いま、ファッション業界でIT革命が起きている

顧客自身が商品提供をすることで、業務効率化と売上向上を図る

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引用:pouroncenter.com

Public House Gastropubはアメリカのシカゴにある、ハイテックバーである。店内には各テーブルにビールサーバーが置かれており、顧客は自由に自分のグラスに注ぐことができる。

また、様々なビールを自由にブレンドして飲むこともできる。テーブルにはタッチパネルが置かれ、顧客は自分がどのビールをどれだけ飲んだかすぐに把握でき、会計金額も表示される。

このサービスによって、顧客は自分でビールサーバーからグラスにビールを注ぐ楽しさを感じることができる。また、自分の好みに合わせてビールをブレンドする楽しみも感じることができるだろう。さらに、従業員がビールを客席まで届ける必要がないため、顧客は注文を待つ退屈な時間を過ごす必要がなくなる。これらの取り組みによって、顧客はより多くの注文をするようになり、従業員が行なう業務の効率化にもつながるのだ。

▼参照

publichousechicago.com

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店舗における顧客体験が、リアル店舗の差別化を生み出す

いかかだっただろうか。これまで紹介した例からもわかるように、店舗のサービスにおいて、顧客が商品を購入するまでの行動、つまり店舗での顧客体験が非常に重要となっている。

今回の例からもわかるように、店舗で使われる技術と、その店のブランディングは大きく関わっている。そのため、最先端の技術をどのように店舗で活用し、顧客獲得のためのブランディングにいかにつなげるかが非常に重要となっている。

最近では、日本でもコンビニ各社などの小売店がオムニチャネルをテーマに、インストアマーケティング戦略に取り組んでいる。

例えば、セブンイレブンではセブンネットショッピングの商品受け取りを店舗で受け取るとセブンカフェのコーヒー無料券をもらえる。ローソンではポンタカードを用いたマーケティングが行われており、モバイル端末のアプリと連動することで、ポンタカードのポイントを増やすこともできる。

今後も各社のこのような取り組みに目が離せない。

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