アクセンチュアが考える世界にインパクトを与える6つのトレンド

WRITER : 志積 由香子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

アクセンチュアは2013年の発表で、全てのビジネスがデジタルで繋がる世界がやってくると語った。その後2014年のTechvisionにおいては、既存市場にイノベーションを起こすような技術革新が大企業を中心に進み、デジタルを駆使した企業が競合優位性を持つようになると発表した。 以下に並べた6つのトピックは、「すべてのビジネスがデジタルに」という、アクセンチュアの考えのもと、アクセンチュアが考えるテクノロジーの構造的な変化と、世界中の組織に影響を与える要素を盛り込んだものとなっている。テクノロジーの進展とともに、世界はどう変わっていくのだろうか。

デジタルとフィジカル間の曖昧化

[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=dnBN_u48YBk”]https://www.youtube.com/watch?v=dnBN_u48YBk[/su_youtube]

ウェアラブルデバイスやスマート端末は、人々の力をリアルタイムに拡張し、私たちの生活とビジネスのあり方を一変させる可能性を秘めている。 例えばウェアラブルデバイスの代表的存在であるGooglGlassを着用すれば、ユーザーはメガネ越しにデジタルな世界を体験できる。アメリカのHoneywell Internationalは、プライベートジェット機内での接客を向上させるために、GoogleGlassを導入しており、客室乗務員は、航空機の通着時間の把握や、機内の湿度管理といった基本的なタスクを、手を使うことなく行うことが可能になった。

クラウドソーシングの台頭で、企業活動がボーダレス化

2014-02-13-crowdsourcing (1)

Crowdsourcing: Just a Trend of a Real Game-Changer?

デジタルプラットフォームが整備され、個人でもインターネットを通じて、自分のスキルを活かして仕事を請け負うことができるようになった。結果として、企業は依頼したい業務にマッチするスキルを持つ個人を見つけ出して、簡単に仕事の依頼ができるようになった。言い換えると、世界中から高い水準の労働力を確保できるようになったと言えよう。

データサプライチェーン構築によるビッグデータの有効活用

what-is-big-data

BYOD and Big Data: Tech Trends Cheat Sheet, Part 1

企業の保有するデータは複雑に入り組んでおり、十分に活用されていないのが現状である。これではせっかく企業が持つデータの価値は半減してしまう。従って、今後はまるでプロダクトのサプライチェーンのように、データが組織全体に循環するようなエコサイクルを構築していくことが必要である。 近年テクノロジーの進歩によってビッグデータを取得することは比較的容易になってきている。今後の課題は取得したデータを整理し、戦略に沿った形で活用できるシステムの構築である。

ハードウェアのイノベーションによって実現したハイパースケール・システム

Innovation

引用:What Are You Willing to Give Up to Get Innovation?

ここ10年間、ソフトウェア分野の技術革新は目を見張るものだった。そんな中、近年は様々な形で大量のデータを取得できるようになってきており、ビッグデータを元に予測分析を行ったり、リアルタイムで解析を行うために、信頼できるハードウェアへの需要が高まってきている。ここ数年でこのハードウェアの分野でイノベーションが起こり、大量のデータを迅速に処理できるようになった。

アプリケーションビジネスをマーケティングに活用

AppsEverywhere

引用:44 First-Class Mobile Apps for Marketers: Part I

近年、企業は従来のエンタープライズ・ソフトウェアから、より機敏で自社にフィットした形のアプリへの移行へと取り組んでいる。スマートフォンやタブレットフォンの普及で、シンプルで操作性に富んだアプリに慣れたユーザーは、大規模で複雑なエンタープライズソフトウェアよりも、使いやすく、シンプルなアプリを求めるようになってきている。 低コストで使いやすく、かつビジネスレベルのインテリジェンスを提供できるアプリを市場は望んでいるのである。

回復可能なアーキテクチャリング設計

firewall

引用:Limits of the Web

デジタル化が進んだ現在の企業にとって、システム障害は大きな脅威となる。企業活動の多くがデジタル化してくると、システムが常に稼働していることが企業活動の前提になっているため、サイバー攻撃やその他要因によるシステム障害が発生すると、企業価値は大きな損失を被る。従って今後の企業には、サイバー攻撃を始めとする不測の事態が発生しようとも、システム障害から回復し、常にシステムが稼働している状態を保ことが求められていく。

いかがだっただろうか。6つのトレンドから導かれる「すべてのビジネスがデジタルに」という、アクセンチュアの考えは、非常に説得力を持ったものである。今回取り上げた6つのトレンドは、今後世界のビジネスに大きなインパクトを与えることが推察される。今回紹介した世界の流れを頭に入れて、これからの世界の発展を眺めてみてはいかがだろうか。

▼参照

http://www.slideshare.net/accenture/accenture-technology-vision-2014every-business-is-a-digital-business

▼関連記事

“流通革命”~新たな覇者となるプレイヤーは誰か~G1経営者会議2014全文【前半】

“流通革命”~新たな覇者となるプレイヤーは誰か~G1経営者会議2014全文【後半】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

各種お問い合わせはこちらから

  • マーケティング資料請求
  • お問い合わせ
  • 会社資料請求

あなたにオススメの記事

  • 人工知能の全貌に迫る!人工知能の活用事例10選

  • 今、数々のファッションブランドが飲食業界への参入を急ぐ理由

  • シリコンバレーの大企業が注目するグラフデータベースとは?その魅力に迫る!

  • どうなる3Dプリント業界? "幻滅期"を抜け出すカギはどこにあるのか

  • 【連載企画】今世界で注目を集める「ディープラーニング(Deep Learning)」とはなにか

  • 【連載企画】いま、ファッション業界でIT革命が起きている

  • シリコンバレーの天才達が土日も休まず働く理由

  • もし桃太郎が現代のWebマーケティングで鬼退治をしたら