【連載企画】AI・ディープラーニング(Deep Learning)に関する3つの未来予測

WRITER : 野田 勝

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今回は「ディープラーニングの未来」連載最終回として、ディープラーニング(Deep Learning)が発展するその先に実現する世界についての予測を考えていきたいと思う。

第1回:【連載企画】今世界で注目を集める「ディープラーニング(Deep Learning)」とはなにか

第2回:【連載企画】やさしく分かるディープラーニング(Deep Learning)の成り立ちと歴史

第3回:【連載企画】世界の超巨大企業が取り組むディープラーニング(Deep Learning)開発

第4回:【連載企画】ディープラーニング(Deep Learning)開発を行う海外スタートアップ3選

第5回:【連載企画】AI・ディープラーニング(Deep Learning)に関する3つの未来予測

▼関連記事

ABEJAと三越伊勢丹、最先端技術「ディープラーニング」で店舗開発

コンピュータが画像を言葉で表現する技術が飛躍的に発展する

ディープラーニング

引用:Google Research Blog

現在Googleは画像の中から物体を検出し、検出した物体を言葉で表現する技術を開発している。今後この技術が飛躍的に発展することで、将来的には目の不自由な人が、カメラが取得した画像からより多くの情報を得ることができるようなデバイスが登場する。例えば、メガネのようにデバイスを装着し、デバイスに搭載されたカメラが検出した情報を音声で装着者に説明する、といったものが考えられる。

▼参照

Google Research Blog

人工知能による監視社会が訪れる

ディープラーニング 未来

引用:The NSA and Orwell

Facebookは2014年春に、顔認証技術「DeepFace」に関する論文を発表した。実験にはFacebook上の4030人の計440万枚にわたる顔画像が使用された。「DeepFace」の論文によると、正面ではない角度のついた顔画像も識別できるという。 その結果、将来的には監視カメラの映像など、不規則な角度から撮影された画像からも個人を特定できるようになるだろう。 Facebookは実名で使用されている上に、写真を投稿し、友人とシェアすることを楽しむSNSであるため、彼らは大量の顔データ画像を保有している。また、タグ付け機能も搭載していることから、顔認証の精度向上には最適な環境である。 Facebookの利用者は現在12億人を越えている。Facebookがもつ膨大な顔画像データとディープラーニングが組合わされば、近い将来にはオンライン上の人工知能が、街中の至る所に設置されたカメラから個人を識別することにより、個人の居場所を特定する未来がやってくる。プライバシー問題などの課題は残るものの、技術的には不可能な話ではなさそうだ。

▼参照

ディープラーニング ビッグデータが切り開く、新世代の人工知能

2045年人工知能が人間の知能を超越する

abc

引用:BBC News Technology

ディープラーニングが開発されてから、人工知能の分野は大きな進歩を遂げた。連載第一回でも言及したように、現在のコンピューティングは、コンピュータ自身が学習する第三世代に突入しつつある。その結果、コンピュータが自己改善を行うフェイズにさしかかっている。 そして、多くの研究者の間で懸念されているのが、人工知能が人間の頭脳を超える「2045年問題」である。これは、シンギュラリティ(技術的特異点)とよばれ、人工知能自身が学習を続けた結果、人工知能が人間を越え、人間の制御が利かなくなることを意味する。 日本の人工知能研究の権威である松原仁氏は、シンギュラリティに関して「どんなに遅くとも21世紀中には達成する」と述べている。電気自動車の開発を手掛けるテスラモーターの会長兼CEOのイーロン・マスク氏は「私たちは人工知能に対して非常に注意深くあるべきだ。人工知能は潜在的に核よりも危険である」と述べている。また、同氏は、「人類の為になる人工知能」を目指す団体に1000万ドルを寄付するなど、シンギュラリティに対して大きな懸念を抱いている。

今回5回にわたってディープラーニングの連載を行ってきた。GoogleやFacebookなど、世界の名だたる巨大企業が全力で開発を進めている分野だけあって、ディープラーニングは今後の世界の動向を握っていると言っても過言ではない。今後も同分野の動きには要注目だ。
来週は「IoTと未来」をテーマに、全5回の連載をお届けする。

▼参照

http://goethe.nikkei.co.jp/human/110224/

http://www.wired.com/2015/01/elon-musk-ai-safety/

第1回:【連載企画】今世界で注目を集める「ディープラーニング(Deep Learning)」とはなにか

第2回:【連載企画】やさしく分かるディープラーニング(Deep Learning)の成り立ちと歴史

第3回:【連載企画】世界の超巨大企業が取り組むディープラーニング(Deep Learning)開発

第4回:【連載企画】ディープラーニング(Deep Learning)開発を行う海外スタートアップ3選

第5回:【連載企画】AI・ディープラーニング(Deep Learning)に関する3つの未来予測

▼前回連載記事「スマートシティの未来」

第1回:【連載企画】世界の最先端ICT技術が結集!未来型都市「スマートシティ」とは?

第2回:【連載企画】シンガポール・オランダ・インドの海外事例から読み解く世界のスマートシティ動向

第3回:【連載企画】日本のスマートシティプロジェクトから持続可能な未来を考える

第4回:【連載企画】最新テクノロジーで夢のスマートシティを実現する先端企業5選

第5回:【連載企画】スマートシティの未来に関する3つの予測

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