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2018.11.15

プレスリリース

東北大学・東京工業大学・准教授 大関真之氏 ABEJA技術顧問に就任

〜中長期的な事業化を視野に入れ量子アニーリングを利用した研究開発に着手〜



 ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業を展開する株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田陽介、以下 ABEJA(アベジャ))は、2018年10月1日(月)に、大関真之氏(東北大学 大学院情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授、東京工業大学 科学技術創成研究院量子コンピューティング研究ユニット 准教授)と技術顧問契約を締結し、同日に技術顧問に就任いただきましたので、お知らせいたします。



 ABEJAは、2012年の創業時より、国内のAI関連を専門とする大学教員陣と連携し、ディープラーニング技術などの研究を行っており、提供するサービスで用いられるディープラーニングの技術はすべて自社で開発しています。コア技術であるAIプラットフォーム「ABEJA Platform」を活用し、製造業界、小売・流通業界、インフラ業界等との協業を実施、各種ソリューションを様々な業界に提供し、150社以上でAIの本番運用を実現しています。



 この度、ABEJAの技術顧問に就任いただいた大関氏は、次世代コンピューティング技術として期待される量子力学による動作原理を利用した手法、特に、量子アニーリング方式の研究を専門とされ、2017年10月には東北大学にて、量子アニーリング研究開発センター(T-QARD:Tohoku university Quantum Annealing and Research Development)の立ち上げに携わられ、幅広い分野における量子アニーリングの応用研究開発に尽力されています。また、2019年4月発足予定の「量子アニーリング研究開発コンソーシアム(仮称)」の設立に取り組まれ、産業界と研究機関の連携による同技術の社会への実装を促し、世界における日本の量子アニーリングのイニシアチブ獲得に向け積極的に活動されています。



 量子コンピューティングは、指数関数的に複雑な計算にも対処可能な高い能力をもつと期待されるコンピューティング技術であり、ニューラルネットワークの処理能力の拡大に応用される等、各分野で注目されています。特に、量子アニーリング方式は、組合せ最適化問題の計算を対象とし、近年は自動車の交通量最適化問題や広告表示の最適化など、あらゆる産業における活用が見込まれています。ABEJAは、中長期的な事業化を視野に入れ、量子コンピューティングの研究開発を開始しており、大関氏には、技術顧問として参画をいただき、ABEJAが取り組む量子コンピューティングおよび量子アニーリングに関する研究開発を一層推進すべく、最新研究動向に関連したご助言をいただく予定です。



 ABEJAは、今後も最先端技術を活用し、多様な業界、シーンにおけるビジネスの自動化・効率化を促進し、産業構造の変革に貢献してまいります。



■ 大関氏就任コメント

 組合せ最適化問題のみならず、量子シミュレーション、機械学習への応用と産業界への実応用に向けた取り組みが始まった量子アニーリング。その技術の新しい応用例の探索に向けて、若い力が渦巻くABEJAの皆さんと活発な議論と研究開発を推進してまいります。



■ 大関真之氏プロフィール

2008年9月 東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻博士課程修了(学位:博士(理学))

2008年10月-2010年4月 東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻 産学官連携研究員

2010年05月-2016年9月 京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 助教

2011年04月~2012年1月 ローマ大学物理学科 プロジェクト雇用研究員

2016年10月~現在 東北大学 大学院情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授

2018年10月~現在 東京工業大学 科学技術創成研究院 量子コンピューティング研究ユニット 准教授

 主な著書は「機械学習入門-ボルツマン機械学習から深層学習まで-」、「ベイズ推定入門-モデル選択からベイズ的最適化まで-」、「量子コンピュータが人工知能を加速する」、「先生、それって量子の仕業ですか?」がある。

過去の受賞歴には、ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞2018 技術書部門大賞受賞、特別賞受賞、平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞、第6回日本物理学会若手奨励賞受賞。



■ ABEJAについて

 ABEJAは、蓄積されたビックデータから、人間の手を介さずしてそのデータを適切に表現する特徴量を自動的に抽出する「ディープラーニング」を活用し、多様な業界、シーンにおけるビジネスのイノベーションを促進するベンチャー企業です。2012年の創業時より、国内のAI関連を専門とする大学教員陣と連携し、ディープラーニング技術などの研究を行っており、提供するサービスで用いられるディープラーニングの技術はすべて自社で開発しています。コア技術であるAIプラットフォーム「ABEJA Platform」を活用し、ダイキン工業、武蔵精密工業等との協業を実施、各種ソリューションを様々な業界に提供し、150社以上でAIの本番運用を実現しています。また、小売・流通業界、製造業界、インフラ業界向けのパッケージサービス「ABEJA Insight」の提供を行っており、これまで、パルコ、ICI石井スポーツ等、国内大手小売・流通企業を中心に約100社520店舗(2018年8月末時点)以上への導入実績を有します。2017年3月にはシンガポール共和国に現地法人を設立し、ASEANを中心としたグローバル展開も進めています。



会社名: 株式会社 ABEJA

代表者: 代表取締役社長 岡田 陽介

所在地: 東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー10F

資本金: 5,399,974,043円(資本準備金含む)

事業内容: ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業

URL: https://abejainc.com



《 本件に関するお問合せ 》

株式会社ABEJA 担当:広報 中野・一ノ宮

電話番号:03-5447-7430

メール:pr@abejainc.com


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