会社名
株式会社ナップス
事業内容
オートバイ用品、部品の小売・開発
Webサイト
インタビュー
株式会社ナップス メディア統括部 係長 三宅順也様
導入店舗
ナップス ベイサイド幸浦店、ナップス千葉北インター店
導入の背景
経験則に基づいた接客や
店作りの効果を正確に計測したい
1962年に創業したナップスは、国内各地はもちろん台湾にも店舗を展開し、ECサイトも活用してオートバイ用品、部品の販売を行っています。
ナップスを一言で表せば、商品の品揃えは質、量ともに他には負けない豊富さがあります。さらに一部店舗では車体販売も行っており、すでに乗っているライダーも免許を取得しこれから乗るライダーにも、必要なもの全てが揃う店となっています。また、店では提案型の接客を心がけていて、買い物だけでなく来店した方が楽しんでもらえる店作りを心がけています。
そのためには、お客様とのつながりが大事です。望まれる商品を販売するだけでなく、お店での会話を重視しています。今は情報だけなら店に来なくても手に入りますが、プロの視点を持つスタッフと会話することで、本来探していたものにプラスアルファをした提案ができるようにしています。
こういった接客のやり方や店舗作り、さらには広告やメールマガジンなどがどれだけ集客や店舗の売上に貢献できているのか。それを明らかにしたいと考えていました。お客様が買い物した数は、レジのPOSデータから把握できます。とはいえ、買ってくれたのは広告宣伝の効果なのか、接客や品揃えの影響なのかは分かりません。
そもそも買い物の数は把握できますが、店舗に来ている人の正確な数が分かっていませんでした。仮に100人が来ていて30人が買い物をしていたとすると、70人には何が届いていなかったのか。まずはそれを把握したいと考え、来店者数を数えるソリューションを探しました。
店舗によっては、過去に人手で数える試みもしてきました。出入り口にセンサーを設置し数える方法もありますが、ナップスでは一度店内に入ったお客様とスタッフが会話し、さらに外に出てバイクを見ながら会話すると言ったことも多く、スタッフを含め何度も出入りするのは普通です。そういう中で、来店者の数をなるべく正確に出したいと考えました。
世の中にそういったことが実現できる仕組みがあるのは知っていましたが、費用が高いと思っていました。そう考えていた時にABEJAを知り、調べてみたらかなり安価に導入できる。さらに来店者の性別や年代なども識別できる。ならばまずは、一部の店舗でトライアル的にABEJA Insight for Retailを導入してみようと考えました。
実際の活用方法
データを基にした実験で、
店舗作りの手間とコストを大幅に削減
現在は、本社と同じビルにある「ナップス ベイサイド幸浦店」と、ショッピングモール内の店舗「ナップス千葉北インター店」にカメラを設置し、ABEJA Insight for Retailで来店者数を数えています。2017年4月にABEJA Insight for Retailの導入を決め、2ヶ月ほどで設置、調整を終えました。現在は週次で来店者数を計測し、経営会議などで情報共有をしています。
計測を始めて明らかになったのは、想像以上に来店しても商品を買わずに帰っているお客様が多かったことです。実際にベイサイド幸浦店の計測を始めてみると、経営陣や営業担当者が想定していた買上率の6割程度に留まり、立ち寄り客が多い千葉北インター店はさらに低かったのです。経営層からは「こんなにもお客様を逃しているのか」と驚きの声が上がりました。
とはいえ逆に考えれば、それだけビジネスチャンスがあると今では捉えています。
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