会社名
養命酒製造株式会社
事業内容
酒類、医薬品等の製造、販売、飲食店および売店の経営
Webサイト
インタビュー
養命酒製造株式会社 くらすわ事業部
くらすわ本店 ショップマネージャー 関公一朗氏
導入店舗
くらすわ 本店
導入の背景
データを可視化するだけでは
改善が生まれなかった
美味しいという感動、大切な人との楽しい時間、好きなモノを選ぶ時のわくわくした気持ち。養命酒製造が手掛ける複合施設「くらすわ」は、いま述べたような “すこやかな暮らし” を体験する場として、2010年に生まれました。
「くらすわ」のなかにあるショップやレストランでは、健康と美味しさをテーマにした様々な商品のもと、心と体のすこやかさを顧客へ届けています。この “すこやかさ” は、ただ良い商品を並べれば提供できるというものではありません。商品と、接客やフェアといった心温まる施策が組み合わさることで、顧客のなかに “すこやかさ” という体験が生まれるのです。
「いい施設だな」「また来たいな」そんな顧客の気持ちは結果として来店客数や買上率という数字になって表れるため、これらは “すこやかさ” が提供できているかどうかを示す重要な指標だといえるでしょう。この数字を可視化する術として、長野県諏訪市に構える「くらすわ本店」では、2021年より ABEJA Insight for Retail を利用しています。
「これまではPOS上にある数字しか見ることができず、来店客数や買上率を軸にした戦略立てができませんでした。数年に1度くらいの頻度で手動による来店客数のカウントをしていたものの、定常的なものではなく、品揃えや接客手法の変更、フェアなどによってどう変わったのか、曜日やシーズナリティの傾向があるのかなどが判断できなかったのです。ABEJA Insight for Retail を利用してこれらの数字を可視化したことで、施設運営のレベルを引き上げていく大きな一歩になったと思います。」(関氏)
とはいえ、単に数字を可視化するだけでは、すぐには来店客数や買上率を伸ばすことに繋がらなかったと言います。「くらすわ本店」では、ABEJA Insight for Retail の導入当初、その利用範囲が、週や月単位で各数値を振り返るレポート業務に閉じていました。来店客数や買上率をこれまで定常的に見ていなかったことを理由に、”来店客数や買上率を伸ばしていくための施策を立案し、実行する” という文化がなかなか生まれなかったのです。
「恥ずかしながら、ABEJA Insight for Retail の導入後も、施策立案は ”昨年実施したフェアが何となく反響よかったから今年もやろう” というような属人的な判断に委ねたままでした。そんな折、『野菜マルシェ』というフェアを行ったある月だけ例月比で明確に来店客数が伸びたことがあり、このことが “施策によって来店客数や買上率は伸ばせる” という気づきになったのです。各数字を伸ばすための施策を立案、実行し、成果の有無とその度合いについて管理をしていきたい、……そう考え、2022年の末から ABEJA Insight for Retail が備えるPDCA機能の利用をスタートしました。」(関氏)
実際の活用方法
若手社員を中心にして、
改善の波を生む
PDCA機能では、フェアや棚変更、接客手法といった個々の施策を管理画面上に登録するだけで、各施策が来客人数や買上率などにどう寄与したかを、カメラやPOSから取得した実績データと自動的に紐付けて効果検証することができます。
関氏がこのPDCA機能を用いてまず臨んだのは、若手社員を対象にした機能活用の推進でした。「くらすわ本店」では現在、来店客数の増加を目的に、Instagram上で定期的に集客投稿を行っています。この投稿は若手社員が担当し、投稿と同時にPDCA機能にも施策登録をすることで、データから集客効果を検証し、結果を振り返り、そこにあった課題を踏まえて新たな投稿を行うという改善サイクルをまわしています。
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